平日の朝一だったので、6人しかいなくて空いていた。バスは船のように揺れる時もあるが、運転手が教えてくれるので、酔うことはない。バスに乗ると、先行しているジープがドッグフードをまいているところにヒグマがいる。餌を食べるのに熱心で、ベアポイントという施設までの間に、何頭も見られる。ヒグマへの愛にあふれる運転手が、説明をしてくれる。ベアポイントへ行くと、ヒグマがレスリングをしていたが、それはじゃれているのだと教えてくれる。バスは復路も乗れるが、高架の遊歩道で帰るようにすると、次のバス用にジープに先導されたヒグマが、のそのそと歩いているのが見えた。ここのヒグマは登別クマ牧場から来ていて、オスだけという。メスがいると、施設外の野生のオスが来てしまうから。他グループの子供さんたちが、ヒグマが可愛い、とレスリングを見ていた。ここのヒグマは冬眠するが、登別クマ牧場のヒグマは冬眠しない。