行く理由を決めたのは花火です。練馬区民になって10年経ちますが、としまえんの花火は自宅で音だけ聞いて我慢して（？）いました。しかし運営終了が目前に迫ったため、この機を逃さないようにしよう、ついでに一日中遊ぼうと決心しました。
あじさい園とスケートでしか来たことがなく、乗り物は今回が初めてでしたが、最初にサイクロンに乗ったため、園内が一望出来て様子が掴めました。新しいテーマパークに比べ、絶叫系の乗り物は刺激がマイルドだったので、程よいスリルが心地よかったです。

良かったのはブランコ系（ウェーブスインガー、トロイカ、スイングアラウンド）で、刺激もありつつ空中散歩を楽しめる感覚で、またすぐに乗りたいと思うほどでした。
目玉のフライングパイレーツは、高い所が苦手な私には空中で止まるのが耐えられなかったのですが、２回目に乗った時はその日の最終回だったため、怖さを払拭して（？）盛り上げよう！とされるお客さんたちがいて、「これも大きなブランコだ！」と気持ちを切り替えると、周りの景色が見えたり、手を上げたりする余裕が出て心から楽しめました。最後はお客さん全員の拍手喝采で、スタッフさんにお礼を言われてしまいました（笑）。
事前に気になっていたのが立体迷路で、体力コースを選択。この日は姉妹3人で行ったのですが、謎や仕掛けを３人のうち誰かがそれぞれ解いていき、三人よれば…ではないけど、連携プレーが気持ちよく決まりました。ゴール直前で、1人がスマホを落としたことに気づいたものの、これも新たなミッションだ！と言いながら探しにもどると、他のお客さんが見つけてくれていました（感謝）。

乗り物の出入口には必ず消毒ジェルが完備されていて、乗り物自体の消毒は場所によりまちまち（入れ替えごと、数回の入れ替えにつき一度…など）のようでした。稼働する乗り物の数が減り、席もグループごとに空けられているので一度に乗れる人数が減るため、待ち時間と行列が長くなるのが気になりましたが（このためエルドラドは断念）、回転が良くなって人が増えても、昨今の状況では難しいかと思うので…仕方がないのかなと思います。ただ、事前予約制で入場が制限されていたのは、人混みのストレスが思ったより少なくてよかったし、プールも（今回は見るだけでしたが）芋の子を洗うような感じは全くなかったので、より快適に過ごせそうでした。

お待ちかねの花火は、フライングパイレーツ側の有料席が良く見えると聞いていたので、午前中にチケット売り場にて確保しましたが、本当に絶景でした。園内のプールエリアという近距離から打ち上げているので音と光が同時に来るし、息もつかせぬ展開で目が釘付け。この日の天気は暑いながらも曇り空で、風が適度に吹いていたので、一日中過ごしやすかったのですが、花火の時もちょうど風が客席から離れる方向に煙を押しやってくれて、とてもきれいに見えました。間違いなく、１日の疲れも吹き飛ぶ素晴らしさ。由緒ある花火大会が軒並み中止になっているこの時に、こんなに快適に見られるなんて恵まれているとしか思えませんでした。

普段は、基本的に休日などあってないような仕事をしている会社員の私ですが、最高の夏休みを過ごすことができました。

終了まであとわずかですが、今後自宅で花火の音が聞こえてきたら、今日の夜空を思い出すことが出来そうです。

ありがとうございました！