美術館そのものは悪くもなく良くもなく。スタッフさんも普通だと思います。
個人的には、美術館というからには建築物としても面白いものを求めているので、足立美術館は只の箱だなという印象。そして作品どうしの間隔が狭い。順路が分かりにくい。一日中居られると思っており、そのつもりで午前中に行きましたが2時間で退出してしまいました。以下、その理由です。

館内は、美術館を目当てに来ている人もいますが、ツアーの行程上「なんとなく」来ている人も多いです。うわの空で作品を鑑賞しながら熱心に世間話をしているので館内はかなりざわざわとしています。あちこちから聞こえるおしゃべりはひっきりなしでスタッフからの注意はなく、家族連れはお子さんがガラスケースを触っても父親も母親も注意することがありませんでした。私がお子さんにやんわり声をかけるとその父親が驚いた顔をしていました。ガラスケースには触っていけないことを、知らなかったようです。そのような人たちが大勢いる場所だと覚悟して行けば、落胆は少ないと思います。

砂利や苔など、庭園は京都の寺社の庭園の手入れのされ方のほうが好みだと感じました。
大きな襖絵の並ぶ、日本画のコーナーはとても良かったです。