秀逸な展示を楽しませて頂きました。
ブルターニュに身内がいる為、とりわけ愛着のある地域です。
ブルターニュ地方の人間の暮らしを、創作活動の中のエキゾチックな絵画の主題としてでははなく、地域の暮らし、人間、土地に愛着、敬意を抱いて描かれたことが、作品群から伝わってきました。

ケルト民族由来については、フランスの研究者が詳細を確認していくと、複雑ではっきりしないところがあります。

昨年、ブルターニュでの講演会にて、現地の人が自分達はケルト由来だと信じているため、否定的な発表について、論争になったと、フランス人の歴史学者から聞きました。

薔薇色の花崗岩はこの地域の特産であり、本展示に絵画もありましたが、

現地には、この石を積んでできた築200年の家も、まだ残り、ポンタヴェンでは、石の家の屋根が茅葺のところもあり、美しい場所です。ぜひ展覧会をきっかけにブルターニュに行く方が増えるとよいなと思いました。

再訪させて頂きます。素晴らしい展覧会の企画運営をありがとうございました。