日本刀と同じ素材を使った、小刀作りが体験できる将大鍛刀場に行く。京都の亀岡の郊外にあります。ロケーションも凄く良く、のんびりした、田舎と言うより感じです。全くの日本鉄の塊(玉鋼)から小刀を作るので、色々な工程が体験できます。まず玉鋼の塊を炉で、真っ赤に加熱し鍛え叩き、アメのように折り曲げ折り曲げ二ツ折にして重ね、また加熱して叩きを繰り返し5回やります。最後に加熱して細長く伸ばし、小刀の大きさにして切り取る。機械で叩く工程を体験でハンマーを使って叩く。結構体力いります。今度は細長く切り取られた小刀の元となる物を、先を細くし、片方だけ薄く叩き込み小刀の形に近づけて行きます。宜妙な曲りなど細かい所は将大刀匠の指示どうりにやります。鉄の塊が、小刀の形なって行く行程を全て見れました。まるで、飴細工のように鉄を扱い、自由自在に鉄を扱う刀匠は日本の伝統工芸の一つでしょう。また、硬さ（硬度）ともろさの相反する特徴、欠点を補って造られたのが日本刀です。これだけ性能の良い刀は世界一だと行く事です。