ペンギンが一番の目玉で、次いでクラゲ類、オットセイ…と続く感じの展示内容です。
土日や連休は若干混み合いますが、平日で特別なプログラム等がなければ、ゆっくり見て回ることが出来ます。
館内にはベンチや椅子が至る所にあり、水槽の前でゆったりとくつろぐことも可能です。

反面、展示している魚たちについての説明は、あまり詳しく記載されていません。
ペンギンも、種類がマゼランペンギンであるという説明も見逃しやすく、オットセイに至っては説明書きが見当たらず、館内図を見ないとその生き物が何なのか素人には分かりません。
（オットセイ、アシカ、アザラシを混同し、勘違いしたまま通り過ぎる人をよく見掛けます）
ペンギンやオットセイ、チンアナゴ、小笠原大水槽での餌やり等は毎日目の前で行われるため、とても興味深いです。
ペンギンの餌やりは特に、ペンギンによって個性があり、個体の見分けが出来なくても十分に楽しめます。
イルカショーのような大規模な展示はありませんが、いつでも通える身近な癒しの場と思えば、さほどの出費とは思えません。

すみだ水族館を、値段のわりに規模が小さいと言う方もいますが、都が運営する葛西臨海水族園のような場所と、企業が運営し、利便性の高い都心部にある水族館では、全く意味合いが異なります。
小笠原との提携でウミガメを育てて海に帰したり、小規模な企画展示も定期的に行っています。
水族館としては夜まで営業している方だと思うので、学校や会社の帰りにも立ち寄ることが出来ます。
公益性の高い水族館などと価格を単純比較して評価を下げるのはあまり意味がありません。
水族館という莫大な維持費が掛かるものに対して妥当な金額の算出が幾らであるべきかは、とても難しいと思います。

確かに、両親と子供二人くらいで行く場合には、トータル額を見ると高いように感じるかもしれません。
どうしても価格に納得出来ないようであれば、交通費と時間を掛けて郊外まで移動すればいいだけのことです。