時間指定のチケットとはいえ、行列は想定の範囲内でした。ただ手荷物検査は想定外。今年延べ60箇所近く美術館に出かけていますが初めてのケース。去年箱根の岡田美術館に行った時にチェックがあり、驚いたのはまだ記憶に新しいのですが、昨今海外で展示作品に粉や液体などをかけられるなどの冒涜行為がしばしば報じられたりするに鑑みるとやむを得ないのかなと云う気もします。ただ入場に時間がかかり過ぎるのはもう少し工夫が欲しい気がします。チケットのQRコード読み込み対応が一人だけというのはお粗末。もはや事前購入が殆どでQRでの入館が主流になってきておりそこは受入側も対応しないと。館内ももう少しちゃんと捌いて欲しい。特に最初の入口に近い方は列ができてしまう所が随所にあり、ある程度は仕方ない部分もわからなくはないが、知らずに並ぶもんだと思って並んでいる人も少なからずいるわけで、並ばないでも観られる等のアナウンスはあって然るべき。他の美術館でも普通に行ってます。作品の話になかなか入れませんでしたが、内容はとても良かったですね。ゴッホと言えば私の中では風景画、人物画の印象がどちらかと言えば強く、静物画はひまわり等の名画も勿論あるとはいえイメージとして直結しにくいのかなと思っていましたが、花をモティーフにした作品やマティスを思わせるような作品などもあり、かなり見応えがありました！ルノワール、モネ、ゴーガンなどの作品も素晴らしく展示の後半は人もバラける感じで見易く、おかげさまでゆっくり観ることができました。気に入った展覧会では必ず図録を買うことにしており、今回も購入させていただきました。