それぞれの文明の時代や成り立ち、方角や位置関係を分かりやすく事前にキャプションで示してあるので、キャプションばかりを読んでしまい結局展示物をしっかり観られなかった…ということも無く、展示してある遺物に集中して観覧出来ます。
また、展示物の間も間隔が広く取られており、渋滞することもなく落ち着いて観られます。普段美術館や博物館などで展示をご覧になられている方には、展示数のボリュームは控えめかな？と思われるかも知れませんが、
日本国内にこれだけ貴重なメキシコの遺物が揃う機会は無く、現物を観る機会は中々無いと思うのでこれはおすすめです。
観た、という事実だけでそれが何年後か何十年後かの自分をふと泉のように癒してくれたり興味が湧き上がり、時を経て引き込まれたりもする。展覧会にはそんな力があります。
また、石がお好きな方にも日本と共通する石製品（ヒスイ・黒曜石）などが観られるので良いと思います。