alisamomさまの口コミ
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本当に多くの人に楽しんでもらいたい企画なのであれば入り口のチケットカウンターに並ぶ前にお手洗いとクロークを使えるようにして欲しかったです。 スタッフが明らかに仕事に倦んでいて言動がとても気になりました。まず「40分間の同じ映像が繰り返し流されております。最初から見たい方はどうぞ先にお進みください。」というアナウンスが。眺めて楽しむ展示というのは楽しみ方を主催側が提案することはしても鑑賞の仕方は客に委ねられるべきだと思います。 写真撮影やビデオ撮影の説明をしている方も、普通こういう説明をする方、というのは「これから素敵な空間にあなたをお連れするのできっとたくさん写真やビデオをとってお友達ご家族とシェアしたくなるだろうけれど、肖像権の問題があるからこれだけは守ってくださいね」というメッセージを伝える仕事だと思うのですが、担当の方仕事に倦んでいる雰囲気をものすごく醸し出していて、入る前から嫌な気持ちになりました。主催者側はよほど低賃金で教育をしていない人を日雇いで搾取しているのか、と思ってしまいました。 私は幼い頃美術館によく親につれていってもらいその時はその作品のどこが良いのかわからなかったけれど、大人になってから見に行った作品のことが気になってきた、ということが非常によくあったので、今回の展覧会は中学生の娘と観に行きました。 娘思春期の入り口で、親以外の心の拠り所を色々と求める時期です。 クラスメートと急に濃厚なお付き合いをするようになり髪型や持ち物など何もかもお友達とお揃いにしたりそのお友達と四六時中電話でチャットしたりしております。 ゴッホが宗教に救いを求めたりゴーギャンを追い詰めるほど強い友情を求めたり、絵が全く売れなかったり、弟テオをうしなったり、生きづらさを抱えてもがきながら創作を深めていく様子になんらか共感してくれるかもしれない、と思ったのですが、会場に流れている「速やかに鑑賞して速やかに退場してください」という雰囲気を敏感に感じとって、さくっと片付けたい仕事を片付けるようにして鑑賞していました。こういうことだと、「ゴッホを観に行ったけれどゴッホは展覧会企画側には簡単に集客できて簡単に集金できる題材らしい」というネガティブな記憶しか残らないと思います。 よい展覧会を企画してそれをたくさんの人と分け合いたい、という思いが企画側にあるのであれば今後の展覧会では運営の仕方を大いに見直して欲しいと思います。
alisamomさまの体験したプラン
ゴッホ・アライブ 東京展 五感で体感するイマーシブ アート展【当日券】
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