古代文明の遺物が数多く展示されており、とても充実した時間を過ごせました！
　時間にはかなり余裕を持って行きましたが、想像を越えたボリュームであったこと、また展示物が全点撮影可能であったことから、ゆっくりじっくり鑑賞、撮影しているうちに2時間も経ってしまいました。古代メキシコ文明に興味がある、じっくり見たいという方は特に時間に余裕をもって行くのがおすすめです。混雑状況としては、学生さんの春休みに被ったためか平日午後でもそこそこ人が入っていたかも？という印象でした。
　展示物には王に関するものから日常的に使われたものまであり、古代メキシコ文明のなかで過ごした人々の生活を垣間見ることができます。かつての儀礼、慣習と共に生活した人々に対して、現代の感覚では理解しきれないことも多くありますが、そのなかでも「こういうところは私たちと変わらない人間なんだ」と共感できるものもあり、進めば進むほど興味をそそられました。また、こだわりを感じられる展示方法、魅力的なキャプションからは、今回の展示会に携わった多くの方々の熱意も感じられ、遥か遠くの歴史を今に繋げてくださる感動と共により一層楽しむことができました。
　そんな古代メキシコ展の巡回もこの大阪での開催が最後のようです。ここまでの規模のものが国内で開催されることはしばらく無いかと思いますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。