会場の動線と展示方法が悪く、混雑していると動きが取れず、見る気が失せる。
第１会場、第２会場はいくつかの作品を映像にし、注釈をつけて映しているが、部分的に映して画面を移動させているため全体像が見えず結局なんたかよくわからない。作品のそばに作品名とキャプションが無いこともあり、何なのかがわからない。順路が無いのに狭いので、人が右往左往してどこに移動するにも立ち止まる。
第３、第４会場は細かく部屋を仕切っているため、こちらも人が動かない。いくつもの部屋を回らなければならないので疲れる。吉原の大通りをイメージ再現して設置してある赤い毛氈をひいた腰掛けには座れないとのこと。疲れるので座りたいのに。
展示品は浮世絵を季節や月ごとに並べているだけのところが多い。吉原独自の文化や用語が沢山あるのに、それらについての説明が少ない。
人が少なくてゆったり見られればもっと面白かったと思う。公開前に炎上して展示内容が変わったのかもしれないが、主張がボヤケて面白みも薄くなっているのではと思う。