あべのハルカスの美術館へは今回初めて訪問しました。徳川美術館は名古屋の本館へ以前に訪問して源氏物語絵巻や名物の茶道具も見ていたのですが、久々に対面したこれらの文物 展示方法もお見事で見応えがありました。

中でも「唐物茄子茶入 茜屋」は脱帽物でした。唐物茶入としては大ぶりで扱うのが難しいかと感じましたが、表千家の免状を持っており実際にお稽古で「唐物点前」を何度も実施している私は展示物を眺めながら自分の点前をシミュレーションしていました。「これはやれる」というのが正直な感想。同じ思いをされた観覧者もおられたことでしょう。

お目当ての展示物は各々違うでしょうが、本館以上に見応えのある展覧会。今回は展示替えがあまりないので再度の訪問は見送りますが、身近でお目にかかる機会がまたあれば、是非また参観したい展示及び会場でした。

眼福の極みとも言える茶道具の展示、貴重な機会をありがとうございました。

風は何色