昨年、別の地域で開催されていた触れる化石展に行きました。こちらの展覧会のHPを拝見したときに一部重複があったので内容が重複していたらつまらないかな、、、と不安を抱えつつ、お天気や前後の予定も勘案して、また子どもたちも乗り気だったので行ってみました。どうかな、どうかな、という大人の不安は全くの杞憂でした。まず、博物館のエントランスが現代建築と伝統的な沖縄文化の融合で素晴らしい。そしてエントランスホールや特別展へと続く階段の演出も素晴らしい。展示室の入口にはいきなり大きなティラノサウルスの頭部の模型があり、迫力のあるBGMも流れており、照明もほどよく暗く、演出が大変お上手でテンション一気にアップでした。肝心の展示内容ですが、一部たしかに昨年の触れる化石展と重複する展示物やパネルなどもありましたが、こちらのものはさすが博物館。解説が学術的で大変興味深いものでした。レベルも中高生に分かりやすいくらいの難易度で、専門的すぎず、恐竜について子どもと一緒にかじった程度の大人でも十分に楽しめるレベルの解説でした。恐竜の皮膚の化石はやはり見て感触を想像するよりも触るとよりリアルに生存時の姿が想像されたり、大型恐竜の足の骨なども、触るとその巨大さがただ見るだけよりもリアルに想像され、圧倒されました。動く恐竜フィギュアコーナーも音声も相まってとてもリアルでまるでテーマパークを歩いているようでした。ところどころにARで飛び出す恐竜のパネルが置いてあり、みなさん大変盛り上がっていましたが、個人的には上手だなとは思いつつ、まだ改善の余地が多い演出と感じました。みにみに展示会ですが、見ごたえがありました。特別展のチケットでは常設展が見られなかったのは残念ポイントで、星1つマイナスです。