私にとって初の広島ドーム訪問であった。高校までの社会科目や事前のホームページ閲覧で見聞きしていたが、実際に原爆ドームの残存する姿と資料館の展示物を見ると、原子爆弾がもたらす被害が想像以上に凄惨であることを目で感じ取った。
9/10まで「ともだちの記憶」という展示会が開催されており、そちらも見た。「私はもうダメだから早く逃げて」は当時の中学生が友人に言った言葉であるが、それを見て涙を禁じ得なかった。もし自分が当時中学生で同じ目に遭ったら、果たして覚悟を持ってそこまで言えただろうか。
この「暴力」によってお亡くなりになった方々と、今もなお被曝の後遺症に悩まされる方々の苦しみは、戦争を経験したことがない私には推しはかることができないほど強烈であろう。二度とかの人々が被ったような悲劇と苦しみが生まれないよう、「ノーモアヒロシマ」を意識して生きていきたいと考える。