うーん。好みの問題であるということを前提とした感想です。同様の展示を見るのはこれで4回目ですが、今回は特に、多面のスクリーンに多少の時間差、内容差をつけて断片をそれっぽく並べているというように感じてしまった。元絵のクオリティが高いのでそれはそれで美しいのだけれど。海外で開催されているイマーシブ展示内容を見ると、もっと映写スクリーン自体が動くというか、会場の構造的な動きが　もっともっと比較にならないくらいダイナミック。視聴者自身も動くことでより、未体験の視点を感じ取ることができると思うし。固定された箱の中だけでの映像展開、そして何でもかんでもクラシックBGMにすれば良いというものでもないし。いささか残念。画像に制作者等のクレジットって表記されてましたっけ？コンテンツが命だと思うのですけれど。NHKとかの美術展紹介VTRなどを観る方が、解説等しっかりと骨格ができているのよほどいい。この内容でモネを大きくアピールというのはちょっと無理がないでしょうか？