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印象派を代表するフランスの画家・モネの作品65点を一挙に観られる展覧会。睡蓮や枝垂れ柳、日本の橋など似たモチーフで描いた作品が多数並ぶが、パートナーの死や白内障、第一次世界大戦といった出来事が背景にあったことを知るとそれぞれが似て非なる作品であることが分かり、理解が深まった。晩年の大装飾画の構想は圧巻であるが、個人的には風景を一度絵にした上でさらに記憶を元に異なる視点で同じ情景を描写する晩年の試みは大変興味深く、印象派を代表しながら印象派を超越しようとした痕跡が伺えた。 なお、写真撮影は一部可能。添付した写真は、本編に入る前の入り口付近で撮影したものです(写真撮影可能エリアで撮影しました)。