美術館巡りが好きで、今回金沢を観光で訪問した折に、有名スポットになっている貴館を楽しみに伺いました。　展示作品の評価は特にありませんが、美術館として面白いと思ったのが、ミニカーやミニ電車を走らせる作品でした。
私が鑑賞していると、ちょうど若い作家さんが来て、電源を入れて動く展示を始めました。他の観客も集まり賑わい始めた頃、貴館の偉そうな方が来て、その作家さんに電源を落とすように指示し、怒っているようで、作家さんが謝っていました。
どうやら展示時間に決まりがあったのを間違えたようでした。　その後直ぐに電源が切られて、唯止まっているだけの動く作品から人影が無くなりました。　
観光地であり、子供も沢山来館され、しかも超有名な作品展示がある訳でもないのですから、老若男女が楽しめる作品を常時、生きた形で展示すべきだと思います。この作品は、電源を入れて初めて生きる作品と思います。来館した時間で芸術を体感出来ないのはダメです。　貴館は、展示側の押し付けではなく、芸術を観る側の視点、立場を考えた作品展示をすべきと考えます。