自転車はアシスト付なので「超楽」。しかも限られた時間内に、多くの遺構と接することが出来、広島の路地を素早く廻るのはもってこいです。
案内して頂いた十箇所程度の中でも、特に興味を惹いたのは、「御幸橋横の写真パネル」と「新たに芽吹く柳の樹」と「現役の被爆電車」。被爆当日に市民の方々に応急処置を施されている写真（平和資料館での一番最初の写真）。実際の現場に立つことで、よりリアルに感じることが出来ました。放射能の影響で枯れてしまった幹の根元から再び芽吹いた、柳の生命力に感動しました。整備に整備を重ね、復興の街の足を守ってきた電車の神々しい姿に息を呑みました。悲しくもあり、元気も与えてくれた遺構の数々でした。遠くの場所は、起点（爆心地）から2.5㎞の距離にありましたが、自転車ならなんのそのです。
ガイドの「トビーさん」の物腰柔らかな解説は、ディープな体感が加わると、理解度は数万倍。数々の発見が詰まったツアーに感謝です。生の広島を体感することで、「平和」をより身近に感じられ、決して大げさでなく「人生観」にも影響与える旅となりました。美味しいお好み焼きにもお付き合い頂いた、ガイドの「トビーさん」。本当に有難うございました。