混雑緩和のため、事前予約制（日時指定券）を導入していましたが、やはり混雑していました。なかなかソーシャルディスタンスを守るというわけにはいかない状況でした。特に、入館してから動く歩道に至るまでの流れが悪かったように思います。平常時の特別展における平日の様子とあまり変わらない気がしたのですが・・・。
　鳥獣戯画「甲巻」は、動く歩道に乗ってしまえば一定速度で移動していきます。「乙・丙・丁巻」の会場になると、順番に並んでいる人の列が長くなります。係員の人は、この会場では乙丙丁の順番にかかわらず自由に見学して良いと何度も言っていました。「高山寺」、「明恵上人」の会場になると、概ねスムーズに流れます。鑑賞時間に、90分位の時間は、みておいたほうが良いと思います。
　展示内容については、おもしろかったし、知らなかったこともたくさんあり、とてもためになりました。音声ガイドは、貸出料金が600円かかりますが、必須だと思います。ちなみに、最後に登場した子犬の像は、以前、特別展で見た懐かしいものでした。あの頃のように、気軽に博物館を訪れる事が、早くできるようになればなあと思います。