きりん さま

きりんさまの口コミ

5 / 5素晴らしい!

コロナで長く休園が続き、こんなに展覧会を待ちわびたのは初めてでした。やはり人間には美術鑑賞は必要だと痛感しました。

平安時代末期から鎌倉時代初期に成立したといわれる鳥獣戯画は、約800年の間に写されたり、一部が切り取られて掛軸になったり、といった変遷を経ているそうですが、様々な証拠を集めて元の姿を推理していく展開にワクワクしました。
もちろん描かれているウサギやカエルは本当にラブリーで、これらを描いた絵師は不明とのことですが、私は子や孫の成長を温かく見つめてきた60代くらいの方では?と思いました。
草花も写実的で、どこかイギリスのポターのピーターラビットにも似ているように思いました。
また明恵に興味を持ったので、今度明恵に関するものを読んでみたいと思います。
ミュージアムグッズもとても良く、たくさん買ってしまいました。本当に素晴らしい展覧会でした!