最初にですが、この特別展の連動企画展として、[江戸東京たてもの園]の特別展[縄文のくらしとたてもの](一般400円)が有りますので、そちらも確認した方が良いかと。さて、この特別展ですが、縄文と言えば三内丸山遺跡(青森)や大湯環状列石(秋田)等、なんとなく東北方面のイメージが有り、東京と言えば、精々が大森貝塚くらいしか思い浮かばない方が多いかと思います。そういう意味では、東京方面における縄文遺跡の情報を網羅出来る良い機会でしょう。但し、本企画はあくまでも地域主体の為、縄文時代そのものを俯瞰するのには、適切とは言えないかもしれません。さて、縄文時代ですが、海面が今より高かった時代も有り、本企画ではその地図なども有り、東京のかなりの部分が海面下となっています。それは、今に繋げれば、ハザードマップと重なるわけで、そういうふうに、今との立地関係を想像しながら見てみるのも面白いかと思います。