ばばるでさまの口コミ
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シルクロードは歴史と文明と文化、芸術、思想、宗教、言語、などありと離れた場所のあらゆるものの出会いと別れの場所です。 エキゾチックなものに憧れたり、そこにしかないものを求めたり、出会って化学反応起こしたり、発展したり滅びたり…共感したり反発したり… 栄枯盛衰を繰り返して今まで来ている まだ明らかにされていないことも沢山あるから尚更私たちの心をを惹きつけてやまないのではないかと思います。 東洋文庫ミュージアムはそうしたシルクロードの歴史を紐解いたときに出会う、貴重な資料がゴロゴロしています。 世界中の探検家や中国の僧が命懸けで訪れ、それぞれの視点で切り取られたシルクロードの多岐にわたる部分がここにはあります。 スタインが好んで使ったヘルメスの印が入ったセリンディアしかり、シルクロードのことが記された史記の大宛列伝しかり、写真がない時代に克明に描かれたグリュンベルドのスケッチしかり、もちろんヘロドトスの『歴史』もしかり、法顕の『仏国記』も、それを携えてインドを目指した玄奘三蔵の『大唐西域記』←しかもここでは大谷探検隊が所蔵したチベット語訳というレアものや、ドラマ「オスマン帝国外伝」のファンの方にはピーリーの提督が描いた海図も!幻の民族ソグド人の文書も色々あるし、シルクロードの終点日本からは『竹取物語』の火鼠の皮衣の件なども。 他にも沢山!書ききれないほどの貴重な資料が目の前にずらりと並べられて、しかもシルクロード初心者の方も、キュレーターの方のキャッチーな解説で楽しくシルクロードを知ることができるし、上級者も感動で咽び泣く品⁈揃え! 是非足を運んでみてその目で確かめることをお勧めします。