シダネルは長年好きな画家だったのですが如何せんあまり有名じゃなく、実際に絵を見たことはほとんどありませんでした。が、なんとシダネル、マルタンの企画展が東京で開かれるとは！
早速行きましたが合計約80作品とボリュームもあり、シダネルとマルタン両者の画風の変化と一貫性を時系列で鑑賞できる大変素晴らしい展覧会でした。
シダネルの特別な点として、人を描かずに生活や街の風景を美しく描き出す印象派技法の作品郡が挙げられると思うのですが、これらに見られるような、時代性と技法、そして彼自身の風景を切り取る感性のマッチングは類稀なるものであり、これに類する画家は殆どいないのではと考えています。
その点でも今回の企画展は大変貴重なもので、皆様もこの機会に観ておくことを強くおすすめします。
私も、今日だけでは観たりなかったのでまた伺いたいと思います！