利島を歩く360度パノラマ体験
ひとつの山のような丸い形をした利島。美しい風景が見られるビューポイントも多く、隣の島も見渡すことができます。椿林に覆われている小さな島を散歩してみませんか。
01 大島
02 利島
03 新島
04 式根島
05 神津島
06 三宅島
07 御蔵島
08 八丈島
09 青ヶ島
10 父島
11 母島
伊豆諸島最大の島で、東京の竹芝ふ頭から高速ジェット船で約1時間45分で到着するアクセスの良さが特徴。富士箱根伊豆国立公園に属し、島の約97%が国立公園に指定され、自然景観と生態系が保護されています。
大島は、島全体が活火山で、標高758mの三原山は島のシンボルともいえる存在です。複数の火山が織りなす溶岩や黒い裏砂漠の景色など、雄大な自然景観を楽しんでみませんか。
「アンコさん」という言葉はもともと自分よりも目上の女の人に対する呼び方で、島の暮らしを支えるために働く女性の象徴です。絣の市松模様の着物・前垂れ、頭に手ぬぐいという姿で頭にものを載せて運ぶ姿は観光の名物として有名になりました。アンコさんがいた風景は、火山島の独特な景観とともに大島をより一層魅力的に映し出していたでしょう。忘れてはならない島の大切な宝物です。
ジオパークとは「大地の公園」の意味でユネスコが世界自然遺産とならんで支援している取組です。大島は2010年9月に日本ジオパークに認定されて以来、この自然景観を守り、動物や植物の仕組みを伝える活動を続けています。
三原山とその周辺のジオサイトでは、溶岩の生き生きとした姿を観察することができます。毎年どんどん変化する大島らしい景色が楽しめます。
波浮港は大島南部にある、静かで叙情的な港で、周辺の町並みとともにノスタルジックな風景が広がる場所です。港見晴し台からは、火山の火口湖が港になったという雄大な全景を一望することができます。川端康成の小説「伊豆の踊り子」に登場したり、「波浮の港」という歌の舞台になったりしたことでも有名です。
周囲約8km、面積4.12㎢で、歩いて回れるほどの小さな島。断崖絶壁に囲まれたこの島は、椿に覆われた美しい風景が広がっています。
ひとつの山のような丸い形をした利島。美しい風景が見られるビューポイントも多く、隣の島も見渡すことができます。椿林に覆われている小さな島を散歩してみませんか。
島は約20万本もの椿で覆われており、椿の実から採れる椿油の恵みを利用した化粧品や食品を販売しています。「神代椿」は利島ヤブツバキの完熟種子だけを使用した、100%植物由来のオーガニックオイルです。利島の新しいお土産「利島の明日葉椿油ソース」はパスタやパンなど洋風の食事にも合う、健康的な一品。体験プログラムを通して、椿の実や明日葉が取れる環境を知り、一緒に味わってみませんか。
利島のレジャー施設としてまず挙げるべきは、利島勤労福祉会館の中にあるボーリング場。外観は普通の公民館のように見えますが、2レーンだけのボーリング施設が整備されています。小規模ながら本格的なボーリング場で、貸靴もボールも様々なサイズが揃っており、島民の娯楽として多くの人々に親しまれています。
小さな島には7つもの神社があります。特に、島の北側にある集落には東京都文化財にも指定された「一番神様(阿豆佐和気命本宮)」「二番神様(大山小山神社)」「三番神様(下上神社)」と呼ばれている3つの神社があり、島民はお正月に、「山廻り」といって、3つの神社をお米とお酒を持って順にお参りする風習があります。
東京都心から南に約160kmに位置し、美しい海と白い砂浜に囲まれた島です。世界でも珍しい「コーガ石」が採掘され、この石で造られた建造物も魅力の一つとして知られています。
新島といえばサーフィン。「羽伏浦海岸」「淡井浦海岸」といったサーファー人気ポイントとして知られる場所があります。また、ボディボード、ダイビング、釣りなど様々なマリンアクティビティが楽しめます。
新島は世界でも珍しい「コーガ石」という石材の産地として有名で、その建造物が新島ならではの景色となっています。気泡を含んだ軽石状の白い溶岩石であるコーガ石は、加工が容易で防音・防火・防湿性にすぐれているという特徴をもちます。東京・渋谷駅前にも設置されている「モヤイ像」と同じ石で作られた動物が迎えてくれる「石の動物園」のほか、近年は建造物保存の動きが進んでおり、独特の街並みを味わうことができます。
コーガ石を原料としたガラスは、天然色の淡いオリーブグリーンが特徴です。新島ガラスアートセンターでは美しい新島ガラスの製品を購入できるほか、一般の方のガラス体験教室も行っています。隣接するガラスアートミュージアムでは、新島ガラスの販売とあわせて世界の著名な作家によるガラスアートを楽しむことができます。
「湯の浜露天温泉」は、ギリシャ神殿のような建物が特徴です。水着着用で利用できます。また、室内温泉施設「まました温泉」は、式根島や神津島を見渡せる温泉で、露天風呂やサウナが整備されています。羽伏浦海岸の白い砂を利用した砂風呂もおすすめです。
東京都心から南に約160kmに位置し、外周はおよそ12kmと小さな島。11島では唯一のリアス式海岸で、離島らしい美しい海や森、大自然の中の温泉を楽しめます。
大自然の露天風呂、海の温泉を巡りませんか。「足付温泉」は外科の湯ともいわれる炭酸泉の温泉、「地鉈温泉」は内科の湯とも言われ、赤褐色のお湯が特徴的な谷底の秘湯です。
標高98.8mの神引山にある展望台で、リアス式海岸ならではの美しい海岸線が見渡せ、眼下には透き通った美しい入り江が広がります。晴れた日には隣接した島々と伊豆半島まで見渡せます。「新東京百景」にも選ばれており、式根島に来たら必ず訪れたい場所です。
「泊海岸」は波穏やかな入り江の海岸で、港からも近く気軽な海水浴にぴったりです。「大浦海水浴場」は海水浴と磯遊びも楽しめるスポットで、夕日が美しいと評判。「中の浦海水浴場」はシュノーケリングやダイビングに適したスポットで、小魚をはじめ海中生物が多く、「石白川海水浴場」は商店や温泉が近くにあり便利なロケーション、と目的に合わせてスポットを選べます。
津城は「人や魚が集まる所」という昔の言葉。森の中の遊歩道を通っていくと、岩場の絶景が現れます。海が見え、天気が良ければ神津島まで眺めることができます。
東京都心から約180㎞に位置し、星空、海、山など、色々な楽しみ方ができる島です。特に、星空は国際的な認証制度「星空保護区」に認定されています。
島の北部の赤崎海岸には、岩場を利用した全長約500mのダイナミックな木造遊歩道があります。絶景を楽しみながら散歩するもよし、展望台から他の島々や富士山まで見渡せる景色を楽しむもよし。そしてダイナミックな飛び込みができる飛び込み台は、大人も子どもも、美しい海に飛び込む気持ち良さを楽しめるスポットとして人気です。
神津島は星空が美しく見える暗い夜空が保たれており、2020年12月、国際ダークスカイ協会(IDA)により「星空保護区(ダークスカイ・アイランド)」に認定されました。島では星空保護のために街灯を改修し、住民生活の安全を保ちつつ、光害から自然を守る環境を実現しました。体験プログラムでは、星空保護区認定を受けるまでのストーリーや神津島の美しい星空を紹介します。
神津島は釣り好きの天国といわれるほど魚が豊富な島。特に、キンメダイ漁は有名です。高級魚としてなかなか手が出せない魚でもありますが、神津島では民宿や島の食堂で手軽に楽しむ事ができます。一本釣りで丁寧に釣られたキンメダイは網で取るよりダメージが少なく、鮮度よく出荷できるので味の良さでも定評あり。神津島を訪れた際は、是非、キンメダイを召し上がってください。
太古に伊豆七島を造るために神々が神津島に集まったという神話があります。その場所というのが、島の中心にある最高峰、天上山(標高572m)。水を伊豆諸島の島々に配分する際に、その水が島中に飛び散ったおかげで神津島は水に恵まれるようになったという伝説のとおり、神津島は水が豊かな島となっています。
東京都心から約180kmに位置する活火山の島です。噴火を繰り返してきた島からは、自然の力と雄大さを感じずにはいられません。
島の北側にある「伊豆岬灯台」や黒いスコリアの大地が印象的な三七山、ダイビングスポットの土方海岸、火口湖の大路池や雄山の中腹にある七島展望台など、海と火山が作り出した風景の魅力に出会えます。
三宅島には天然記念物のアカコッコをはじめ、カラスバトやウチヤマセンニュウなど多くの珍しい鳥がいます。「自然ふれあいセンターアカコッコ館」では、常駐する日本野鳥の会のレンジャーがバードウォッチングをはじめ三宅島の自然に関する情報を提供してくれるほか、野鳥観察コーナーでは水場に来る野鳥たちを観察することができます。
「WERIDE三宅島エンデューロレース」は2007年から行われています。
火山島独特の地形を活用したレースコースは、バイク好きに一度体験してほしいコースです。
三宅村レクリエーションセンターは、南部にあるボルダリング施設です。公共のボルダリング施設としては日本最大級の大きさを誇り、利用料金はなんと1回500円と手軽に楽しむ事が出来ます。初心者用から上級者用のコースまで備えており、世界トップクラスのクライマーたちも多数訪れています。
東京都心から約200㎞に位置し、野生のイルカと一緒に泳げるドルフィンスイムが出来る島として人気を博しています。一歩足を踏み入れれば、ありのままの自然に触れることができます。
野生のミナミハンドウイルカが棲息する御蔵島ではドルフィンスイムを楽しむことができます。イルカと人間が良い関係を保ち、イルカが暮らす環境を保護するため、触らない、自然な行動を妨げないなどのルールを定めています。
御蔵島の多くの部分はスダジイ、黄楊、桑などの原生林に覆われています。また、幹周りが5メートル以上ある木が590本以上確認されるなど、小さな島に巨木が密集していることも特徴です。山に入る際は自然保護のため、ほとんどのコースでガイドを依頼する必要があります。
古くから黄楊や桑は木材として生産され、江戸時代には黄楊の櫛が流行し、本格的な生産が始まりました。特に、島に吹き付ける強風の影響を受けて育った御蔵島の黄楊は硬く、目が詰まっており、緻密な加工ができる質の高さが特徴です。「島黄楊」とも呼ばれ、最高級素材として高値で取引されていることから、島では子どもが生まれると、その子の将来の為に山に1000本の黄楊を植え、大切に育てる習慣があったそうです。
黄楊は将棋の駒や櫛などの材料としても使われており、透明感のある色艶が魅力です。5月の第2土曜日は御蔵島特産の黄楊で作った将棋の駒に感謝し、島の自然に親しむことを目的として「ツゲ駒感謝の日」に制定されており、島の宝として受け継がれています。
島内では、黄楊材の加工拠点となる村営の産業センターが整備されており、土産物店では黄楊や桑でできた箸やスプーンなどを購入することができます。
御蔵島の自然が産んだ素晴らしい木材を手にとってみませんか。
御蔵島は水が豊富なことでも有名です。長い間火山の噴火がなく、降水量が多く原生林に広く覆われているため、島に水が保たれやすいことがその理由です。島内では、原生林に蓄えられた豊富な水が滝となって流れ落ちる様子を見ることができます。
東京都心から南に287km離れており、羽田空港から飛行機を利用すれば直行便で約55分。常春のような温暖な気候が特徴です。豊かな降雨と光のおかげで、虹が良く出る「虹の島」でもあります。
標高854mの八丈富士は島のシンボル。トレッキングにも最適です。ふれあい牧場、登龍峠展望台や南原千畳敷などでは雄大な自然を楽しむこともでき、また汐間海岸などサーフィンに適した海岸もあります。縄文時代から人が住んでいたという歴史と文化、そして自然が融合した島を楽しんでみませんか。
黄八丈は、日本三大紬の一つとも言われており、黄色、樺色、黒色の3色で織りなされた鮮やかな模様が特徴です。島では機織り体験や着付け体験もでき、伝統の美しい光沢を目の当たりにすることができます。黄八丈織物の小物類はお土産にも大人気です。
江戸時代から伝わるとされ、1つの太鼓を両面から2人で違うリズムで打ち鳴らすスタイルが特徴です。昔から太鼓の打ち手には女性が多かったというのも和太鼓では珍しいのではないでしょうか。秋には、24時間、太鼓を叩き続ける「24時間チャレンジ八丈太鼓」も開催されています。
八形山フリージア畑には、約35万本の色とりどりのフリージアが咲きます。毎年3月下旬から4月初めにかけては「フリージアまつり」が開催され、まつり期間中にはフリージアの摘み取り体験や八丈太鼓などの伝統芸能が楽しめます。また、島の各所で関連イベントが催され、島のグルメや文化に触れることができます。
東京都心から約360kmに位置し、八丈島からヘリコプターで約20分、船では約3時間で到着します。船の就航率は約50~60%とアクセスが難しい島ですが、「死ぬまでに見るべき世界の絶景13」(2014年)に選ばれています。
青ヶ島へ辿り着いた先には、世界でも珍しい二重式カルデラ火山や青ヶ島港(三宝港)の背後にそびえる絶壁など、過酷な自然の中に美しさを見ることができます。
青ヶ島では「あおちゅう・青酎」と呼ばれる焼酎が作られています。杜氏ごとに作り方が違うため、杜氏ごとに味が大きく異なります。また、生産は島内限定。その流通量の少なさも希少価値を高めています。体験プログラムでは、あおちゅうの作られる背景や味のポイントなど、あおちゅうをより深く知ることができます。
火の際(ヒノキワ)が語源ともいわれている「ひんぎゃ」。「ひんぎゃ」というのは、水蒸気の噴出する穴のことです。青ヶ島ではほとんど有毒ガスを含まない蒸気だけが噴出しているため、島ではいろんな形でその熱を利用しています。村営の「ふれあいサウナ」もそのひとつ。村民も観光客も利用することができます。また、海水をひんぎゃの熱で蒸発させて作った塩は、栄養分を多く含み、お土産にも大人気です。
江戸時代末期、島では火山の噴火が続き、島民全員が八丈島に避難した歴史がありました。島民が青ヶ島に戻るまで約50年かかったといわれています。故郷の噴火から再興までを「還住」と呼び、島の祖先たちの歴史を物語る郷土芸能として「還住太鼓」が生まれました。今では島に古くから伝わる島唄・島踊りと並んで、青ヶ島の行事には欠かせない郷土芸能となっています。
東京都心から約1000km、大型船「おがさわら丸」で約24時間の旅を経て訪問できます。年間を通じて温暖な亜熱帯海洋性気候で、美しい海にはクジラやイルカ、アオウミガメも生息しています。
海を楽しむには、シーカヤックがおすすめ。レクチャーを受ければ自由に海に漕ぎ出すことができます。シーカヤックでしか立ち寄れない島に行ったり、熱帯魚の群れを観察したりと楽しめるアクティビティです。
父島は1800年代に欧米やポリネシアから移り住んだ方々の子孫もおり、多様なルーツを持つ文化がみられます。「南洋踊り」もそのひとつ。大正末から昭和初期にかけて、当時の南洋諸島(サイパンなど)から現地の踊りを持ち帰ったことから発展し、島の芸能として定着しました。伝わった5曲のうち1曲以外は現地の言葉を移入して歌われており、現在は「南洋踊り保存会」を中心に島に伝承され、東京都指定無形民俗文化財にも指定されています。
父島は陸上からも洋上からもクジラを見ることができる、ホエールウォッチングに最適な場所です。2月から4月ごろまではザトウクジラ、沖合に行けばほぼ通年マッコウクジラを見ることができます。父島西端にあるウェザーステーション展望台は、クジラやイルカの観察はもちろん、美しい夕日が見えるスポットとして有名です。
小笠原諸島は日本最大のアオウミガメの繁殖地となっています。5月から8月の産卵シーズンには島の砂浜あちこちでアオウミガメの卵を見ることができます。父島にある「小笠原海洋センター」ではアオウミガメの保全活動を行っているほか、ウミガメの生態のレクチャーを受け、直接触れ合える「ウミガメ教室」も行っています。
東京都心から大型船「おがさわら丸」で約24時間かけて到着する父島から、さらに「ははじま丸」に乗り換えて2時間でアクセスできる、11島のうち最南端に位置する島です。
母島は平地が少なく、多くの地域が深い山林に覆われています。森の中は、エコツアーなどで格好のトレッキング場所となっていますが、第二次大戦時の砲台など戦争の爪痕が残されています。
母島は温暖な気候を活かしてフルーツの栽培が盛んです。代表的なものはパッションフルーツ。果肉を種ごとすくって食べると甘酸っぱい味が広がります。島レモンも広く栽培されており、緑色で丸いのが特徴。さわやかな香りがお酒の割り物などに人気です。
森林に覆われている母島の中でも石門地域は貴重な動植物が残っているスポットです。セキモンノキ、オオヤマイチジクなど母島固有種の植物や、「ラピエ」と呼ばれる鋭く尖った石灰岩の珍しい地形を見ることができます。この地域は、国立公園の特別保護地区のためガイドツアーに申し込まないと入ることができず、また10月から2月は自主ルールで入林禁止となっているなど、厳格に自然が守られています。
ロース記念館はロース石を使って建てられた島の郷土資料館です。明治時代に母島開拓に力を注いだドイツ人のロルフス(通称ロース)がこの石を発見したところから名付けられました。ここでは島のタコの木の葉を使ったタコの葉細工のブレスレットを作る体験もできます。丈夫なタコの葉で作ったアクセサリーや小物はお土産としても広く売られています。
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