【5月19日(日)】梅若会定式能(12時開場・13時開演)
東京都新宿・中野・杉並・吉祥寺
演劇・舞台
日時指定チケット
チケット利用可能期間
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都心で能楽を楽しむひとときを「梅若会定式能」
『源氏供養』~げんじくよう~石山の観世音を信仰する聖覚は、石山寺参詣の途中、女に呼び止められる。女は石山寺で源氏物語を書いたが、主人公(光源氏)の供養を怠り、成仏できないという。石山で源氏と自分のためにも供養してほしいと告げるとその姿は消えた。石山寺に着いた僧が供養を始めると夜更けに紫の薄衣をまとった女が夢うつつのように現れる。女は紫式部の霊と言い、合唱して僧に礼を述べる。そして仏の教えにも通じる世のはかなさを説き、袖を返して舞を舞う。やがて僧と霊は共に源氏の成仏を願い回向を終える。
『邯鄲』~かんたん~唐土、蜀の国の青年廬生~ろせい~は人生に悩み、楚国の羊飛山に住む高僧に教えを乞いに旅に出る。旅の途中の邯鄲の里で雨宿りをすると、宿の女主人から将来を知る事ができるという邯鄲の枕を勧められ、廬生はその枕で昼寝をする。廬生が眠りにつくと突然楚国の勅使に起こされ、勅使から楚国の帝位を廬生に譲るという勅諚を聞く。廬生はこの勅諚を受け輿に乗ると、自分をたたえる民の声のなか宝物が山と積まれた光り輝く宮殿に着く。廬生が帝位について五十年が過ぎ、即位五十年の酒宴で舞童とともに廬生も舞を舞う。しかし栗のご飯を召し上がれという声に廬生が目を覚ますと、それは宿の女主人の声だった。廬生は今までの百年の栄華も栗飯を一炊 する間のわずかな出来事であったと気付き、今までの迷いから離れ、悟りをひらくことができた事を邯鄲の枕に感謝をすると、高僧の住む羊飛山には向かわず故郷へと帰ってゆく。
アクセス
所在地 | 梅若能楽学院会館 〒164-0003 東京都中野区東中野2-6-14 地図を見る |
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梅若能楽学院会館