【7月21日(日)】梅若会定式能(12時開場・13時開演)
東京都新宿・中野・杉並・吉祥寺
演劇・舞台
日時指定チケット
チケット利用可能期間
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都心で能楽を楽しむひとときを「梅若会定式能」
『実盛』~さねもり~遊行上人が加賀の篠原で、里人達に説法をする際に時々独り言を話す。それは上人しか見えない老人と言葉を交わす為で、ある日上人がその老人に名を尋ねると斉藤実盛の霊と告げ老人は姿を消す。上人が実盛の霊を弔うと甲冑姿の実盛の霊が現れ、二百年余前、この地で主君より錦の直垂を賜り、髪を黒く染め合戦に赴いたが、敵に討たれ首を落とされたと昔を物語る。実盛は「老武者なので白髪を黒く染め若やいで討ち死にする」が口癖で、篠原の池で墨を落とされた白髪の実盛の首を見た敵が、その見事な死様に涙を落とした程の人物であった。しかし実盛の霊は二百年余り過ぎた現在も執心が晴れず、上人に自分の回向を頼むとまたどこかへ姿を消す。
『半蔀』~はじとみ~紫野雲林院の僧は、夏季の籠居精進の終わりが近づき、仏前に供えた花の供養を始める。そこへ白い花を持った女が現れ、僧が花の名前を尋ねると女は「夕顔」と答える。僧が身上を尋ねると「五条あたりの者」といいかけて、その姿は花の蔭へと消えてしまう。僧は辺の者から光源氏と夕顔の恋物語を教えてもらい、五条の夕顔の旧跡へと向かう。そこで僧は草の生い茂った家の中にひとりの美しい女の姿を見つける。その家の半蔀戸を開けて現れた女は夕顔の霊で、夕顔の霊は光源氏と結ばれたときの昔話を僧に語り始める。そして夕顔の霊は昔をなつかしみながら美しい舞を舞うが、やがて空の白むのとともに、夕顔の花姿のように白く静かにその姿は消えてしまう。
アクセス
所在地 | 梅若能楽学院会館 〒164-0003 東京都中野区東中野2-6-14 地図を見る |
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梅若能楽学院会館