京都を代表する禅寺。境内には数多くの歴史的建造物や庭園がある。五間三戸という造りの国宝の三門のほか、堂本印象が法堂の天井に描いた「龍の絵」、枯山水の庭園「八相の庭」、京の五閣に数えられる楼閣「開山堂」など、見どころが多い。境内の洗玉澗渓谷にかかる臥雲橋・通天橋・偃月橋は、「東福寺三名橋」として名所スポットになっている。秋は紅葉の名所としても知られ、特に「通天橋」から見える紅葉は3つの橋の中で最も美
浄土宗の総本山。承安5年(1175)、浄土宗の開祖・法然上人が吉水の草庵を結んだ念仏発祥の地。その後、徳川家康によって寺域が広げられた。東大路通に面して立つ古門の参道沿いには多くの塔頭が並ぶ。壮大な境内には国宝御影堂、日本最大級の木造門国宝三門、忘れ傘・鴬張り廊下・瓜生石といった七不思議などが点在し、ゆっくり鑑賞したい名刹。特に、日本最大級の梵鐘による除夜の鐘は有名で、17人が力を合わせて撞き鳴ら
昭和62年(1987)の大修理でいっそう輝きを増し、北山文化の象徴として国内外に知られる名刹。足利義満が応永4年(1397)西園寺家の山荘を譲り受け、義満の死後、鹿苑寺と名付けられた。金閣は舎利殿として立てられた金箔の三層楼閣が鏡湖池に映える。
平安遷都にあたり平城宮後宮から遷座。「平野皇大神」を祀る。源氏・平氏の氏神として信仰を集めた。古くより【平野の夜桜】で知られ、4月10日の桜花祭では満開の桜の下をふれ太鼓を先頭に露払の鬼、天平の織姫、流鏑馬列、御鳳輦、元禄の染織娘、王朝公家による東遊・曲水遊など、約200名による華やかな時代列が続く。桜は約60種400本、早咲きは3月初旬から、遅咲きは5月初旬まで楽しめる。平野造りの本殿は重要文化
創建年代は神代(日本の建国以前)とされ、清水・八坂一帯の総産土神として古代より信仰を集めた。嵯峨・円融・白河天皇行幸。縁結びの社として有名で、本殿の前には縄文期より伝わる一対の恋占いの石がある。一方の石から目を閉じて歩き、もう一方の石に当たることができれば願いがかなうと言われ、恋愛成就を占う石として人気を集めている。また春には桜の名所として知られ、境内を彩る桜の中でも地主桜は謡曲に歌われたほど名高
天台宗の門跡寺院で延暦寺三門跡の一つ。皇室とゆかりが深く、一時仮御所になっていたこともあり格式は高い。クスの巨木と庭園が見事。春季と秋季にはライトアップを実施(期間 要問合せ)
大同3年(808)にできたことから三年坂と名付けられたといわれるが、清水の子安観音に安産祈願のために参る参詣道にあたることから産寧坂とも書く。石畳や石段のある狭い道に史跡やお寺、清水焼・西陣織・竹細工などの店がならび、京都らしい風情のある町並みとなっている。昭和51年(1976)、京都市産寧坂伝統的建造物群保存地区(門前町)、重要伝統的建造物群保存地区に選定。