888年に創設された真言宗御室派の総本山で、世界遺産に登録されている。国宝や重要文化財に指定された、江戸時代の建造物が数多く現存。徳川三代将軍家光公の寄進による「二王門」は、知恩院・南禅寺と共に「京都三大門」に数えられている。江戸時代に創建された「五重塔」は国の重要文化財に指定されており、京都御所のあった紫宸殿を移築した「金堂」も国宝に認定されている。庭園にある背丈の低く愛らしい桜は、”お多福桜“
桜、紅葉の名所として知られる嵐山を水面に映しながら流れる大堰川。渡月橋は大堰川に架かる橋で、月が渡るさまに似ているところから亀山天皇が渡月橋と命名したと伝わる。現在のものは昭和9年(1934)に完成したもので、嵐山の景勝にとけ込むように設計されている。またこの付近ではボート遊び、屋形船の遊覧、そして夏には鵜飼が楽しめる。大堰川では8月16日に灯篭流し、11月にもみじ祭を催すが、渡月橋は、こういった
京都五山制度では第1位にもなった格式ある禅寺。当時の面影はないが明治以降再建の諸堂がたち並ぶ。夢窓国師の作といわれる亀山と嵐山を借景にした池泉回遊式の庭園が有名。庭園内天龍寺では節月謹製の精進料理がいただける。(要予約)法堂(はっとう)の天井には、平成9年に加山又造画伯によって描かれた「雲龍図」があり、土・日曜、祝日と、春と秋の特別公開に参拝できる。
大雲山と号し、臨済宗妙心寺派に属する。徳大寺家の山荘を細川勝元が禅寺としたが応仁の乱で焼失し、勝元の子、政元が再興した。石庭として有名な方丈庭園は枯山水の平庭で「虎の子渡しの庭」とも呼ばれる。白砂に15個の石を配した名園。(史跡・特別名勝)
授与所で授かった祈念神石に心中で願い事を込めれば、商売繁盛、金運、良縁などに霊験あらたかという神石祈願が伝えられている。成就すれば、お礼に別の石を添えて返納するならわしで、拝殿前には奉納・返納された石がうず高く積まれている。また、末社の芸能神社は芸事上達のご利益もあり、お参りに訪れた多くの有名人の名前が記されている。
臨済宗妙心寺派大本山。花園天皇が自らの離宮を禅寺に改めたことを起源とする。約10万坪の境内に、七堂伽藍と46の塔頭寺院が建ち並び、多くの重要文化財や史跡・名勝指定の庭園・寺宝が保存されている。
正式名称は「旧嵯峨御所大本山大覚寺」。平安時代に嵯峨天皇の離宮として造られた。諸堂が回廊で結ばれ、宸殿の襖には狩野山楽筆の「牡丹図」、「紅梅図」などが描かれている。春は桜、秋は紅葉と賑わい、中秋に行われる観月の夕べも有名である。〈写経〉受付時間9時〜15時30分所要時間約60分(団体は要予約)
山間の静寂の中に包まれたいで湯。古く戦国時代には傷ついた武士がその刀傷を癒したとの伝説も残る歴史ある温泉郷。澄みきった空気と、素朴な風情が残されている。【泉質】単純弱放射能温泉【適応症】神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、疲労回復、痛風など
嵯峨から亀岡まで約25分。ノスタルジックなトロッコ列車に乗って保津川の自然を満喫できます。
京都最古の寺院で、国宝第1号の弥勒菩薩などすぐれた仏像を有し、太秦のお太子さんといわれ親しまれる。山門、太秦殿などは江戸のもの。
高雄山中腹に立つ神護寺は真言宗の遺迹本山で、密教寺院有数の名刹。境内には書院や五大堂、毘沙門堂、大師堂、金堂など優れた建築物が建ち並んでおり、金堂の西にある地蔵院では厄除けのかわらけ投げが楽しめ、秋の紅葉シーズンには真っ赤に染まった錦雲渓にたくさんのかわらけが吸い込まれる。国宝の絵画・古文書の多数が5月1日から5月5日までの期間に一般公開される。
本殿は一間社流造り。こけら葺きで重要文化財。主祭神は熊野三所権現。
東映太秦映画村は、オープンセットやイベント、アトラクションを通じて時代劇の世界を体験できるテーマパークです。1975年に誕生し、これまで6000万人を超えるお客様にご支持いただいております。江戸の町を再現した映画村のオープンセットでは、実際のテレビや映画の撮影が行われており、活きた撮影所の雰囲気を堪能できます。
奈良時代(天平勝宝8年)創建といわれ、かつては高雄の神護寺の末寺として栄えた。毎年8月16日に奉納される六斎念仏踊りは府の無形民俗文化財に指定されている。丹波の名彫物師・中井権次作の龍の欄間は見ごと。
810年(弘仁元年)空海によって創建されたと伝えられている。足利時代の唐様建築の楼門と本尊千手観音像は重要文化財。
近畿最大級を誇り、「地域に開かれたダム」として堤体の内部を見学できる日本で初めてのダム。ダム湖面積2741平方m、高さ67.4m、横幅438.0m、体積約6.7万立方m。日吉ダムの見学施設として、インフォギャラリー、ビジターセンターがある。
二尊院の名は本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二像を祀ることに由来。境内は小倉山の東麓を占め,堂々とした建物が並ぶ。秋の紅葉は平安時代から和歌に詠まれる程美しい。また春の新緑のかえでも爽やかで見ごたえがある。
神護寺別院として建立、のちに自証上人が再興した。現在の建物は綱吉の生母桂昌院の寄進によるもの。紅葉の名所、三尾の一つとして名高い。
藤原定家の時雨亭跡は小倉百人一首で有名。紅葉の美しい小倉山の中腹にある日しん(示へんに眞)上人隠棲の寺。重文の多宝塔や妙見堂などがある。
祇王寺は「平家物語」で知られる祇王と、妹の祇女、母の刀自(とじ)そして仏御前が出家したところといわれている。祇王と仏御前は、ともに平清盛の寵愛を失って尼僧になったとされている。庵には本尊大日如来と、4人の木像が安置されている。萱葺きの庵は、苔の庭に楓や竹の間から木もれ日が差し込み、いにしえの物語にふさわしい趣。控えの間の大きな円窓は光の具合で影が虹のように映るため、別名「虹の窓」とも呼ばれている。