法隆学問寺とも、斑鳩寺とも称する南都七大寺の一つ。木造建築物では世界最古であり、ユネスコの世界文化遺産に姫路城とともに、日本ではじめて登録された。推古天皇の時代に聖徳太子により建立され、飛鳥時代を始めとする各時代の貴重な建造物や宝物類が広大な境内に存在している。
日本最古の神社の1つ。大和の国一の宮、三輪明神として親しまれている。祭神は大物主大神。蛇神であり、国造り・医療・酒造・方除等、人間の生活全般の守護神である。三輪山を御神体とするため、本殿はなく拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して三輪山を拝む、古代の信仰形態を現在に伝えている。拝殿・三ツ鳥居は重要文化財であり、三つ鳥居は明神鳥居3つを1つに組み合わせた特異な形式のものである。
初代天皇であると伝えられる神武天皇が橿原宮で即位したという「日本書紀」の記述に基づき建てられました。祭神は神武(じんむ)天皇とその皇后・ヒメタタライスズヒメです。本殿は京都御所の賢所(かしこどころ)を移築したもので、文華殿と共に重要文化財に指定されています。
ニホンボソ,亀山とその麓にひろがる丘陵地帯。ススキが一帯を覆っています。春から夏にかけて新緑の世界を創り出し、秋にはススキが一斉に穂を出します。夕暮れ時には辺り一面金色に輝き、限りなく優しい表情を見せます。
奈良県と大阪府との間に位置する標高1125mの山。傾斜がなだらか歩きやすい「千早本道」や「念仏坂」、道幅が狭い「ツツジ尾谷」「タカハタ谷」などレベルに合わせて選べる多彩なt登山コースやハイキングコースが充実。展望台からは、大阪湾が一望でき天気が良ければ淡路島が見える。山頂には、修験道の開祖・役小角が1300年前に開いたとされる「転法輪寺」が鎮座。毎年5月の子どもの日には「子供祭り」が開催され、多く
真言宗室生寺派大本山である室生寺は、深山奥に鎮座する山岳寺院。女人高野として、女人の参詣が禁じられていた高野山とは異なり、女性の参詣を受け入れてきた。境内の堂宇、仏像などの多くは国宝、重要文化財に指定されており、中でも、屋外では日本最小、国宝でもある五重塔を見るために日本全国から多くの参詣客が訪れる。桜、シャクナゲ、紅葉、雪景色など、四季を通じて変わる寺の表情は何度訪れても見る者の目を楽しませてく
標高437mの低山で、初心者に人気の登山スポット。聖徳太子が戦勝祈願したことでも有名。1400年ほど前、聖徳太子が物部守屋を征伐する際に、祈願していると、毘沙門天が現れ必勝の秘法を授かり見事、戦に勝利したことから「信ずべき、貴ぶべき山」として信貴山と命名されたという。その後、山の中腹に毘沙門天を祀る寺院「朝護孫子寺(ちょうごそんじ)」が創設され、商売繁盛や金運如意、開運招福といったご利益にあやかろ
桜井市多武峰(とうのみね)の神社。神仏分離以前は寺院であり、多武峯妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)と言った。祭神は中臣鎌足(談山大明神・談山権現)。中大兄皇子と中臣鎌足は、多武峰に登り「大化改新」の談合を行ったことから、後にこの山を談山、談所ヶ森と呼び神社社号の起こりとなった。談山神社のシンボル的存在、木造十三重塔(重要文化財)は世界唯一のもの。本殿(重要文化財)をはじめ、神仏混淆時代の名残を残す
毎年1月26日には宮座の祭礼として渡御行事が行なわれます。市指定文化財。
桜の名所といえば丸山公園。樹齢約150年の桜の木が公園に林立しており、春になると一斉につぼみを開かせ、小高い丘になってる公園全体が桜色に染まって見えます。艶やかな風景に惹かれて多くの花見客が訪れ、春の公園は花びらと多くの人で賑わいます。
村内を流れる飛鳥川流域に飛鳥時代の史跡・古墳・古社寺を数多く残し、万葉の世界の雰囲気を今にとどめる。
”神の宿る山”として古くから崇められてきた山。「古事記」や「日本書紀」では御諸山、 美和山、三諸岳と記されている。山には大神(おおみわ)神社があり、国造りの神・大物主大神(オオモノヌシノオオカミ)を祀り、日本一のパワースポットとしても有名。五穀豊穣、病気治癒といったご利益があるといわれ、全国から多くの参拝者が足を運ぶ。以前は、僧侶以外は入山が制限されていたが、現在はルールを守れば誰でも登拝可能。
蘇我馬子の墓とも伝えられるこれこそ飛鳥のシンボル,日本でも最大級という横穴式石室をもつ古墳である。すでに盛土は失われて巨大な石室が露出しているが,基壇の1辺51mの方形墳。玄室は長さ7.6m,幅3.9m,高さ4.7mの豪壮なスケールで70t級の花崗岩30数個を使用,床面周囲に排水溝をめぐらすなど上代土木事業の素晴らしさに驚かされる。この辺りは島庄と呼ばれ,島宮のあったところでこの地の豪族蘇我馬子の
真言宗豊山派に属しており、西国三十三ヶ所観音霊場の第七番札所。日本最初のやくよけ霊場としても知られている。正式名称は龍蓋寺(りゅうがいじ)。境内には龍を閉じ込めたという龍蓋池が残る。本尊の如意輪観音菩薩坐像は、重要文化財で、日本最大の塑像。春には約3000株の石楠花(しゃくなげ)が境内を彩る。
檜を使った露天風呂、岩風呂、サウナ、泡風呂などの入浴施設の充実はもちろん、トレーニングルームにも使用できる多目的ルーム、大小の会議を行うことができる会議室も完備しています。
落差約21mの不動の滝。新緑、紅葉の季節はもちろんのこと、滝の一部が凍った冬の滝も神秘的で魅力があります。やまとの水31選に選ばれています。
雄岳・雌岳の二峰を持ち、「ふたかみやま」ともよばれる。雄岳の頂上には悲劇的な死をとげた大津皇子の墓がある。毎年4月23日には二上山美化促進を目的に「岳のぼり」が開催される。
この時代、奥の院とも称される本堂の東北麓、香高山斜面の岩肌に刻まれた石仏群がある。
本尊である十一面観音は、もともと身体に健康を授けると言われていましたが、近年ではそれ以外に厄除け、子授け、長寿と老人病封じを願う人々が多く訪れるようになり、大和ぼけ封じ霊場会の札所にもなっています。春と秋には「バラまつり」が、夏には「風鈴まつり」が開催され大勢の人が訪れます。
奈良の旧市街から大和盆地の東方山麓を縫い,桜井市金屋に至る35km余りの道。この道は,“日本書紀”によれば奈良時代以前にもあったことが分かり,わが国の歴史に登場する最古の道なのである。この道沿いにある上古の文化の遺跡を訪ねるには,奈良から桜井までのバスを利用するのも一つだが,やはり記紀や万葉の世界に浸るためには細い野道を歩いた方がよい。季節は早春か秋が最適である。