西国三十三ヶ所めぐりの第16番札所。「清水の舞台」として知られる舞台造りの本堂は釘を使わず縦横に組まれた柱が見事。舞台の下方に音羽の滝、谷を隔てて安産祈願の子安の塔がある。桜,紅葉の名所でもある。※注釈:現在 本堂 檜皮屋根 葺き替え工事の為、本堂全体が素屋根で覆われています。参拝は通常通り可能(2020年春までの予定)
全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。創建から1300年の歴史があり、古来から続く「お稲荷さん」信仰の原点といえる場所。重要文化財に指定される本殿には、五社の神様が奉祀されている。五穀豊穣の神様として、稲作・農業・商売繁盛などにご利益がある。境内で最も有名なのは、朱塗りの鳥居が果てしなく続く「千本鳥居」。稲荷大神の使いであるキツネは、境内の至るところで発見できる。絵馬やお守りもキツネをモチーフにした
松島、宮島と並ぶ日本三景の一つ。日本海と大江山を源流とする野田川が造り出した自然の芸術で、約3.6kmの砂州に、約5000本の松並木が続く白砂青松の景観は琴線に触れる神秘的な美しさを誇る。当地に伝わる神話では、国生みの男神イザナギが地上に座す女神イザナミのもとに通うために天から架けた橋が倒れてできたものとされる。天橋立の中には、橋立明神や磯清水などの観光名所や船が通るたびに90度回転する珍しい廻
昭和62年(1987)の大修理でいっそう輝きを増し、北山文化の象徴として国内外に知られる名刹。足利義満が応永4年(1397)西園寺家の山荘を譲り受け、義満の死後、鹿苑寺と名付けられた。金閣は舎利殿として立てられた金箔の三層楼閣が鏡湖池に映える。
平安京造営に際し国家鎮護のための官寺(かんじ)として建立され、空海が真言密教の根本道場としたもので、平安時代以来の寺地を守るとともに、14世紀から17世紀の建造物が現存している。講堂には大日如来を中心とした21体の仏像が安置されている。また、五重塔(国宝)は、京都のシンボルにたとえられ、高さは日本最高。〈宝物館〉東寺は密教美術の宝庫で、「伝真言院曼荼羅」をはじめ国宝や重要文化財だけでも約2500
古くから「祇園さん」と呼ばれ親しまれている八坂神社は、全国の祇園社の総本社。創祀は、斉明天皇2年(656)とされている。京の都に大流行した疫病を鎮めたといわれ、以来、厄除けの社として信仰を集めている。現在でもこの社で執り行われている7月の祇園祭や大晦日のをけら詣りは有名。特にをけら詣りはをけら火を吉兆縄に移して、くるくる回しながら家に持ち帰り、その浄火を火種にしてお雑煮を食べると無病息災が叶うとい
1895年、平安遷都1100年を記念して創建された神社。24mの高さがあり、国の登録有形文化財になっている大鳥居が神宮道をまたぐ。鮮やかな朱色と緑に塗りわけられた社殿は、朝堂院を模している。広大な庭園には珍しい鳥類や、甲羅に草を生やすミノガメ、本州では珍しい南石亀などが生息する。
学問の神様・菅原道真公を祀る全国におよそ一万二千社御鎮座する天満宮・天神社の総本社。〈天神さん〉毎月25日の縁日には蚤の市や露店約1000軒が並び、たいへん賑わう。また、この日は境内で神楽舞も行われる。〈神楽〉神楽殿で随時神楽の舞が舞われる。参拝者も自由に見学できる。毎月25日。〈宝物殿〉昭和2年(1927)に和風・洋風をおりまぜた当時としては最高の技術を駆使して建築されたもの。国宝北野天神縁起
京都水族館は、2012年にオープンした日本初の「完全人工海水を利用した内陸型大規模水族館」です。館内には"京都の川から海に至るまでのつながり"をイメージした全12のエリアを完備。オオサンショウウオも見れる大型展示エリア「京の川」をはじめ、常時8~10種のクラゲの仲間を展示するエリア、全国のクマノミが大集合した「さんご礁のいきもの」など、どのエリアも見どころ満載です!その他、地上約5mの通路をペンギ
京都市街のほぼ中央にある京都御苑は、東西約700m、南北約1300mの広大な敷地を誇る。かつては皇族や公家の邸宅が集まっていたが、東京遷都をきっかけに東京へ移動、その後を公園化したもの。玉砂利の広い道、緑の木々や芝生が美しく、それらの豊富な樹木は、街中のオアシス的な存在で、野鳥の宝庫としても知られている。さらには、桜や梅はもちろん、桃の花の名所にもなっている。休日には、散策やスポーツに憩う多くの
水神を祀る貴船神社は、古くから雨乞いや雨止めの神事が行われた。また、和泉式部が夫の愛を取り戻したなどの逸話が残る縁結びの神様でもある。本宮の本殿前の石垣から御神水が湧き出しており、その山水は弱アルカリ性でミネラルやカルシウム分がたっぷり含まれているという。貴船神社のおみくじは、この御神水にひたせば文字が浮かび上がる水占みくじとなっている。
京都最古の歴史がある神社で、ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」のひとつとして登録されている。上賀茂神社・下鴨神社は、伊勢神宮以外で天皇家の斎王が奉仕した神社であり、古くから重要視されている神聖な場所。東西に位置する本殿「賀茂建角身命(カモタケツヌミノミコト)」「玉依媛命(タマヨリヒメノミコト)」は共に国宝に指定。縁結びや美人祈願の名所として知られ、特に女性人気が高い。境内にある「糺の森(ただ
京都を代表する禅寺。境内には数多くの歴史的建造物や庭園がある。五間三戸という造りの国宝の三門のほか、堂本印象が法堂の天井に描いた「龍の絵」、枯山水の庭園「八相の庭」、京の五閣に数えられる楼閣「開山堂」など、見どころが多い。境内の洗玉澗渓谷にかかる臥雲橋・通天橋・偃月橋は、「東福寺三名橋」として名所スポットになっている。秋は紅葉の名所としても知られ、特に「通天橋」から見える紅葉は3つの橋の中で最も美
相国寺の塔頭寺院のひとつ。正式名称は東山慈照寺という。建立は室町幕府の八代将軍である足利義政が命じ、金閣寺をモデルに建造したといわれている。江戸時代中期の建築で、銀閣寺創設当初から残る遺構のひとつである「東求堂」は、国宝に指定されている。内部は非公開だが、江戸期の南宋画家・巨匠与謝蕪村や池大雅の襖絵が所蔵されているという。見どころは、国宝の観音堂「銀沙羅」や、池泉回遊式庭園の「錦鏡池」。
京都タワーは、京都駅烏丸中央口前に立つ京都のランドマークです。無鉄骨建築としては世界一高いタワーで、高さは131m。展望室からは、清水寺や東寺、西本願寺、知恩院など日本を代表する寺社仏閣のほか四季折々の自然など、京都三山に囲まれた古都・京都が360度見渡せます。また、京都土産の定番店から隠れた名店など55店舗が出店している商業施設「KYOTO TOWER SANDO」などがあります。京都タワーへは
四条通から北に一筋入った通りで、寺町から高倉まで約400mの間に錦市場がある。「錦に来てそろわへん食べ物は1個もあらへん」という京都人の言葉通り、魚・肉・乾物・惣菜・湯葉・漬物・京野菜などの店が軒を並べ、「京の台所」とも呼ばれる。
SLから新幹線まで53両が京都・梅小路に集結。「地域と歩む鉄道文化拠点」として驚きや感動の体験を通して、鉄道の歴史や安全、技術を学べる日本最大級の鉄道博物館です。
888年に創設された真言宗御室派の総本山で、世界遺産に登録されている。国宝や重要文化財に指定された、江戸時代の建造物が数多く現存。徳川三代将軍家光公の寄進による「二王門」は、知恩院・南禅寺と共に「京都三大門」に数えられている。江戸時代に創建された「五重塔」は国の重要文化財に指定されており、京都御所のあった紫宸殿を移築した「金堂」も国宝に認定されている。庭園にある背丈の低く愛らしい桜は、”お多福桜“
館蔵品及び社寺などからの寄託品を保存・調査研究するとともに展示している。赤レンガ造りの明治古都館は明治期の重厚な建築で重要文化財に指定されている。(免震改修計画を進めるため、当分のあいだ展示を休止中。)平成26年(2014)にオープンした平成知新館では、館蔵品・寄託品をあわせ約14000件(平成30年度末現在)の収蔵品の中から絵画、書跡、彫刻、考古、工芸品など、様々な分野にわたる文化財を名品ギャ
桜、紅葉の名所として知られる嵐山を水面に映しながら流れる大堰川。渡月橋は大堰川に架かる橋で、月が渡るさまに似ているところから亀山天皇が渡月橋と命名したと伝わる。現在のものは昭和9年(1934)に完成したもので、嵐山の景勝にとけ込むように設計されている。またこの付近ではボート遊び、屋形船の遊覧、そして夏には鵜飼が楽しめる。大堰川では8月16日に灯篭流し、11月にもみじ祭を催すが、渡月橋は、こういった
明治36年(1903)4月1日に開園した、日本で2番目に歴史ある動物園。約130種の動物を飼育している。平成27年11月に全面リニューアルオープンした。土曜日、日曜日、祝日を中心に、動物が餌を食べる様子が観察できる「ごはんですよ〜!」、「飼育員のお話」、獣医師によるガイドツアー「獣医が行く!」などさまざまなイベントを実施している。おとぎの国では、ウサギ・テンジクネズミなど小動物と触れあえる。「ゾウ
大雲山と号し、臨済宗妙心寺派に属する。徳大寺家の山荘を細川勝元が禅寺としたが応仁の乱で焼失し、勝元の子、政元が再興した。石庭として有名な方丈庭園は枯山水の平庭で「虎の子渡しの庭」とも呼ばれる。白砂に15個の石を配した名園。(史跡・特別名勝)
京都五山制度では第1位にもなった格式ある禅寺。当時の面影はないが明治以降再建の諸堂がたち並ぶ。夢窓国師の作といわれる亀山と嵐山を借景にした池泉回遊式の庭園が有名。庭園内天龍寺では節月謹製の精進料理がいただける。(要予約) 法堂(はっとう)の天井には、平成9年に加山又造画伯によって描かれた「雲龍図」があり、土・日曜、祝日と、春と秋の特別公開に参拝できる。
約1100年前、疫病の退散祈願をしたのが始まり。約1ヶ月にわたって行われます。祭のクライマックスは、17日と24日の山鉾巡行。いずれも美しいタペストリー、綴織り、西陣織等の美術品で飾られた豪華なものです。
豊臣秀吉の正室、北政所が夫の菩提を弔うために創建。小堀遠州作、国指定名勝の庭園をはじめ、重要文化財に指定されている開山堂・観月台・傘亭・時雨亭が残っている。また、霊屋内部の高台寺蒔絵が有名。〈坐禅体験〉※要予約料金は一般1500円、小・中学・高校生は1000円定員/1回に約60名※詳細は高台寺ホームページ(http://www.kodaiji.com)でご確認ください。〈茶道体験〉団体向け・立
京都最古の禅寺。1202年に臨済宗の開祖である明庵栄西によって開山された。京都五山のひとつでもあるこの寺は、江戸時代の大画家・俵屋宗達による「風神雷神図屏風」など、数多くの文化財を所蔵している。一番の見どころは、2002年に日本画家の小泉淳作氏によって描かれた「双龍図」。完成まで2年を費やした大作で、畳108畳にも及ぶ巨大な水墨画は圧巻の美しさを誇っている。定期的に実施される座禅体験もおすすめだ。
嵐山にある自然豊かな寺。四季を通じて鈴虫の音色が響くことから「鈴虫寺」の名で有名になった。参拝ルートには、竹林に囲まれた神秘的な階段や、風情溢れる回遊式庭園など、癒しのスポットが点在。春は梅や桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は幻想的な雪景色と、四季によって違った姿を見せる境内の様子は必見だ。書院の中で仏教の教えを学べる「鈴虫説法」が人気で、お茶とお菓子を食べながら気軽に住職の説法を聞ける。日本で唯一わら
平等院は、1052年に藤原頼通によって京都府宇治市に開かれた寺院です。鳳凰を屋上に戴く鳳凰堂には、仏師・定朝作の阿弥陀如来像、52体の雲中供養菩薩像が音楽を奏しています。多言語対応のオーディオガイドでは、仏像や美術品、極楽浄土についてご案内いたします。音声ガイドにより、世界遺産・平等院をより深く知ることができます。
浄土真宗本願寺派の本山。境内の御影堂、阿弥陀堂(ともに国宝)の威容には圧倒される。伏見城からの移築とも言われる唐門、現存する能舞台では日本最古と言う北能舞台や、白書院、黒書院、飛雲閣(いずれも国宝)の建築物は、華麗な桃山文化の粋を今に伝えている。他には、天明の大火(1788)の折、水を噴きかけ御影堂の類焼を防いだと言い伝えがある「水吹き銀杏」(京都市の天然記念物)がある。なお、平成6年(1994)