銀杏城の愛称で親しまれている熊本城は、加藤清正が慶長5年(1600)の関ヶ原の戦い後、7年の歳月をかけて同12年(1607)に完成した城である。城域は東西1.6km、南北1.2km、周囲5.3km、城域約76万平方m。北から西へは坪井川を引いて堀とし、東と南は数層の石垣をめぐらし、その複雑で堅固な構造は、清正の実戦体験から生み出されたものといわれている。
南小国からくじゅう山麓、瀬の本高原へと向う道すがら、田ノ原川に沿った静かなたたずまいの温泉。硫黄泉イ湯は切り傷に特効がある。温泉街の中央に共同浴場の薬師湯があり、それを囲むように風情ある旅館が並んでいる。
健康の専門家が監修する世界で唯一の大自然健康テーマパーク。癒・泊・栽・食・買の5つのテーマに別れており、それぞれのエリアで健康にまつわるアトラクションや、食事・買い物、癒しの宿泊体験などを楽しめる。ジェルキャンドル作りなどの工作に没頭できる「手作り体験館」や、心地よい音色を聴きながら五感を癒せる「オキシゲンドーム」、10種類の健康チェック装置を利用できる「健康パビリオン」など、個性豊かな健康スポッ
阿蘇外輪山の最高峰で標高は936m。1922年5月に小島内牧町長の要請で、文豪・徳富蘇峰が大観峰と名付けた。阿蘇の街並みやくじゅう連峰まで見渡す360度の大パノラマを楽しめるビュースポットで、ここから見える「阿蘇五岳」は、お釈迦様の寝姿に見えることから通称「涅槃像(ねはんぶつ)」とも呼ばれている。秋から冬にかけては神秘的な雲海を見るチャンスもある。付近にはお土産店や食事処が充実していて、登山休憩に
熊本県荒尾市の「グリーンランド」は、緑豊かな丘陵地にある大規模遊園地です。グリーンランドリゾートの中核をなす施設で、ゴルフ場やホテル、温泉施設等を併設。アトラクション数が豊富で、お子さまから大人まで1日中楽しめます。九州自動車道「南関IC」より車で約20分、JR「大牟田駅」から西鉄バスで約20分。ぜひお出かけください。
1592mの高岳を最高峰として、根子岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳が連なる「阿蘇五岳」を含めた周囲一帯を阿蘇山という。外輪山は南北25km、東西18km、周囲128kmある世界最大級の火山。見どころは、阿蘇の周辺を360度見渡せる「草千里展望所」や、大きな池や放牧された馬の姿を見られる「草千里ヶ浜」、阿蘇の神様が空から米を降らしたという伝説が残る「米塚」などが有名。火口へは車ルートでアクセスできる。
熊本と大分の県境、筑後川の上流、杖立川の深い谷あいに沿った温泉。すぐ背後には小国杉におおわれた山が迫っており、あちこちから湯煙りが立ちのぼり、落着いた雰囲気。川の両岸に木造2、3階の昔風の旅館が並ぶ。真夏でも27℃以上にはならない山峡で、夏は避暑に最適。◎共同浴場○元湯 旅館街より一段低い場所、せせらぎを間近に見る河原にある。天然の岩をそのまま利用した湯船の上に簡単な木組の屋根をかけた半露天風呂で
世界のクマと多彩な動物に出会えるテーマパーク。クマやペンギンにおやつをあげたり、赤ちゃんクマと触れ合ったり、犬・猫・アルパカ・カピバラと遊んだりと、体験イベントが充実している。特に子グマの抱っこや記念撮影は、九州ではここでのみできる貴重な体験。「学習の森」では、器用に遊ぶチンパンジーのパンくんも観察できる。世界で活躍するアニマルトレーナーによる「動物ファンタジーショー」など、楽しいイベントが盛りだ
市の中心から東へ17km、阿蘇外輪山の中腹に広がる菊池渓谷。渓流の織り成す様々な瀬や滝をつくり、その景色はまさに絶景です。春は新緑、夏は天然クーラーの避暑地として、秋は紅葉と、四季をつうじて美しい姿を楽しむことができます。2020年4月には菊池渓谷ビジターセンターもオープン。
山鹿市街から9km離れた山あいにある静かな湯治場。起源は延暦年間(8世紀)といわれ、古い歴史を誇ります。『山鹿の奥座敷』と呼ばれ、ゆっくりとした時間を過ごせる温泉情緒漂ういで湯の里です。全国でも屈指の療養温泉として知られています。近くに西南ノ役の古戦場や1300年前のチブサン古墳・鍋田横穴群・弁慶穴古墳などの旧跡も多く、浴後の散策によい。
133種・約990頭の動物。孫悟空のモデルといわれる金絲猴・ブチクスクス・ヘラジカもいる。1180種・約103000本の植物。四季折々の花が楽しめ、熱帯植物が満ちあふれる大温室のある「花の休憩所」や植物のことなら何でも答えてくれる「緑の相談所」がある。
阿蘇山と南外輪山に囲まれた南阿蘇村の白水地区では、いたる所から水が湧き出ている。村の南縁を北西へ流れ、遠く「有明海」を目指す白川。その源流が吉見神社境内にあり、全湧水中最大規模の白川水源。日量は9万tで、水温は年間を通じて14度。透明度が高いため、大量の水が池底の砂を舞い上がらせて湧出しているのを見ることができる。飲み心地の柔らかい水は、お茶の味を最大限に引き出すといわれ、平日でも九州各県から多数
阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として崇敬を集めてきた2000年以上の歴史を有する古社で、全国に約500社ある阿蘇神社の総本社。1835年(天保6年)から1850年(嘉永3年)にかけて、熊本藩の寄進によって再建された神殿や楼門など、6棟が国の重要文化財に指定されている。特に楼門は九州最大の規模を誇り、日本三大楼門のひとつとして有名。熊本地震により楼門や拝殿が倒壊したが、現在は
阿蘇のカルデラを形成した約9万年前の巨大噴火でできた滝。長い年月を経て現在の形になったが、滝上部の硬い岩盤や滝裏の柔らかい地層は、今も浸食により形を変え続けている。滝の落差は約10m。規模は小さめだが、幅は約20mと広めで、カーテンのように落ちる水が光に照らされる神秘的な光景を見られる。冬は自然が造り出す氷の芸術や造形美を楽しめ、春には期間限定で滝を裏側からライトアップするイベントが開催される。
熊本城を中心とした熊本市内を走る路面電車。1979年のオイルショックで自動車の燃料代が高騰したことで、路面電車の活性化が図られた。市電の沿線には、熊本城・熊本市動植物園・水前寺成趣園・小泉八雲旧居・熊本市現代美術館など、熊本を代表する観光地が点在。市街地の主要スポットを効率的に回れるので、人気の交通手段になっている。観光で市電を利用するなら、乗り放題で楽しめる「1日乗車券(500円)」がお得だ。
嘉永7年(1854年)、水不足に悩む白糸台地に水を送るため、矢部の惣庄屋布田保之助が全力を傾けて造った日本最大級の石造アーチ水路橋である。種山石工の技術を結集したこの橋は、高さ約20m、橋上の幅63m、アーチの水路28,18mで中央には飲用と潅漑用の3本の水道が通っている。水道は一方の高い所に取水口を設け、平坦な橋を通り、その勢いで対岸の高い所に水を吹き上げる逆サイホンの原理を応用、一昼夜で15
熊本平野を一望できる草原にある体験型牧場。動物との触れ合いやチーズ作り、ウインナー作りなど体験を通して、食と命について学べる。牛の乳搾りや餌やりなど、酪農について楽しく学べる体験プランが目白押し。バイキングレストランでは、自家製品と地元の旬野菜を使った自然食を味わえる。牧場に併設された「ミルク牧場」では、牧場特製のオリジナル牛乳やチーズを販売。採れたて新鮮な牧場の味を体感したい人にはおすすめ。
戦国時代の武将・加藤清正を主神とする神社。1871(明治4)年に、現在の熊本城本丸と宇土櫓の間に錦山神社として建立された。境内から見える熊本城の近望は美しいと評判で、人気の撮影スポットにもなっている。境内には「熊本三手水鉢」と呼ばれる神秘的な水鉢や、橋づくりの原型になった「太鼓橋」など、多くの見どころがある。毎年7月第4日曜日に開催される「清正公まつり」は、子どもたちが街中を練り歩く神輿の行列で賑
上江津湖と下江津湖の2つからなるひょうたん型の湖。湖の長さは約2.5km、周囲は約6km、1日の湧水量は40万トンにも及ぶ。貴重な水生生物・植物・野鳥が数多く生息し、市街地にありながら手軽に自然と触れ合える都会のオアシスとして機能している。中でも貴重な植物のひとつが「スイゼンジノリ」。江戸時代に細川藩から幕府に献上された植物で、現在は絶滅危惧種に指定されている。熊本市の鳥・シジュウカラのほか、カワ
創建は806年(平安時代)で1200年以上の歴史を誇る。現在の建物は、慶長14年(1609)から18年にかけて造営され本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門の五棟社殿群が熊本県で初の国宝指定を受けた。建造物としては日本最南端の国宝になり、茅葺の建物としては全国唯一の国宝。茅葺きの桃山様式の楼門は、華やかさと迫力を醸し出し圧倒的な存在感を示している。
熊本市の中心部にある複合商業施設「びぷれす熊日会館」の3階にある美術館。メインギャラリーではさまざまな展覧会が開催されている。コンサート・イベントなど無料の展覧会も常時開催。国際的なアーティストである草間彌生や宮島達男、ジェームズ・タレルなどのアートワークを鑑賞できるほか、美術書・漫画などの書籍を自由に閲覧できるホームギャラリー、オリジナルグッズを多数取り揃えるミュージアムショップがある。
ASO田空はみんなでつくる屋根のない博物館。人・もの・くらしなど、阿蘇の宝を再発見し、個性を活かして物語をつくり、自然・歴史・伝統・文化を後世に伝えます。そして、みんなが阿蘇を大好きになるための博物館です。
清らかな湧き水に、ゆうゆうと泳ぐ鯉の群。日本中に名が知られているこの庭園は、もともとお茶屋と呼ばれる、細川藩主の休息所だった。寛永9年(1632)肥後の領主となった細川忠利によって築造が始められ、孫の綱利のときに桃山式庭園が完成した。東海道五十三次になぞらえたといわれる芝山や泉水に浮かぶ小島、富士山に見立てられた築山の周りは刈り込みも美しく、四季折々に訪れる人々を楽しませてくれる。国の天然記念物、
熊本城のふもと「桜の馬場」にある観光レジャー施設で、地域の食文化・歴史・伝統・城下町の魅力を日々発信している。「桜の小路」は、江戸時代の城下町を再現した買い物・グルメスポット。土産物店やレストランなど、合計23ものショップが軒を連ね、熊本の豊かな食文化や特産品との出合いを楽しめる。「熊本城ミュージアムわくわく座」では、バーチャル映像で熊本城の歴史を体感できるワクワクスポット。
醍醐天皇の地方巡視の時建立,健磐龍命を主神とする。地球全人類の各の神が助け合い、和合をはかる儀式を行ったという伝承に基づく神事「五色神祭」が有名。5年毎に大祭が行われ、間の4年間は小祭が行われる。