下呂市・南飛騨の地域の歴史・文化・食

白鷺の湯

飛騨川を渡ってすぐ、下呂温泉の中心地から少し入った場所にある公衆浴場。大正15年の創業以来地元の利用客に親しまれている老舗の日帰り温泉施設で、大正ロマン漂う白亜の建物の玄関付近には「日本三名泉発祥之地」の石碑も置かれている。浴槽は檜造りの内湯のみというシンプルな構成ながら、飛騨川と山々が一望できる景観や雰囲気のある休憩室などで人気。外には無料開放の足湯もあり、足湯の中心にはビーナス像が立つ。

中山七里

岐阜県下呂市にある紅葉の名所。飛騨川の浸食によって作られた、屏風岩（びょうぶいわ）、羅漢岩（らかんいわ）、孝子ヶ池（こうしがいけ）、牙岩（きばいわ）といった奇岩怪石の数々が渓谷美を際立たせている。その美しさから「飛騨木曽川国定公園」「飛騨・美濃紅葉33選」に選ばれている。紅葉の見ごろは11月上旬から下旬にかけて。春から初夏にかけてはつつじを楽しむこともできる。

鳳凰座歌舞伎

毎年5月3日、4日に公演されるこの鳳凰座歌舞伎は江戸時代より農山村の唯一の娯楽として親しまれ「御厩野の芝居」と呼ばれていた。地芝居は、江戸時代の台本とともに県重要有形文化財・重要民俗資料に指定されている。

金山町観光協会

ヒダタクシー

泉岳館

桜苑

幸乃湯

鮎料理

南北に流れる馬瀬川の鮎は天下一品。　平成19年9月に東京で行われた「利き鮎会スペシャルinTokyo」は、それまで四国高知県にて行われていた「清流めぐり　利き鮎会」で グランプリ・準グランプリになった鮎の中から、実行委員会にて選出された17河川が 鮎各３０匹を出品して鮎の味を競ったもので、馬瀬川の鮎はこの大会で見事グランプリに輝いた。

下呂の地酒

下呂市には天領酒造と高木酒造の２軒の造り酒屋があり、清流と酒造好適米「ひだほまれ」を生かした風味豊かな様々のお酒を楽しむことができます。また、両施設とも酒蔵見学をすることもできるので、下呂にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

栃の実せんべい

「栃の実せんべい」は風味ある栃の実をふんだんに使い独自の手法で昔なつかしく仕上た下呂名物のせんべいです。下呂温泉街のお土産店ではどこでも販売しており、製造元の中には手焼きの味をそのままに自宅までの配送サービスを行ったり、製造過程を見学することのできる施設もあります。

飛騨街道　萩原宿

幕府郡代陣屋の天領地であった飛騨萩原宿は、飛騨街道沿いに多くの店や宿が立並ぶ宿場町として栄えておりました。今でも当時の面影が残る街並みは買い物をしながら歴史探索が楽しめます。6月中旬〜11月初旬の毎週金曜日は「天領朝市」が開催されます。

白雲座歌舞伎

娯楽のなかったころ、里人の最大の楽しみは素人歌舞伎だった。演ずる人も見る人も親しい間柄。弁当を開き、酒を飲み交わし、歓声をあげ、舞台と客席とが一体になって楽しむ。白雲座は、下呂市門和佐の白山神社境内にある。ここの回り舞台は総ヒノキ造りで国の重要有形民俗文化財。上演は毎年11月2日と3日。

歌塚と「お民」の碑

昔、川をはさんで東西に、歌の上手な2人の若者がおりました。ある日、恋人をかけた歌比べで この2人は一昼夜 唄い続けます。そして最後には2人とも唄い果ててしまい、命を落としてしまいました。それを哀れに思った 村人が、2人の霊を慰めようと建てたのが“歌塚”その二人の供養の為の碑です。

旧大戸家住宅

世界遺産の白川郷から移築した国指定重要有形民俗文化財の「旧大戸家住宅」をはじめ１０棟の合掌造りの民家を配する観光施設。合掌の里の他に歳時記の森、民芸の郷（斐騨陶房・市倉・漉倉）がある。入場料は大人８００円小人４００円。

あまご・岩魚・鱒の甘露煮

飛騨川・馬瀬川をはじめとする市内の豊かな清流に育まれた川魚は、豊潤な味わいで下呂市の食文化を語る上で外すことのできない存在です。そんな川魚を甘く煮込んだ甘露煮は絶品です。

きのこ

飛騨の自然で育まれた原木しいたけ、ぶなしめじ、ひじり茸、舞茸、エリンギは栄養価も優れ独特の歯ごたえと旨みが特徴。どんな料理にも合う自慢の素材です。

笹寿し

マスを酢と砂糖で漬け込みその後火を通したもの、フキを薄味で炊いたもの、酢めしを混ぜ合わせひと握りごとに笹の葉で包んだもの

中呂数珠くり行事

南北朝時代に京都で疫病を鎮めるために始まった「数珠くり」。厄除の正月行事として大正時代ぐらいまでは町内各地で行われていたが、現存するのは中呂区だけである。

野上獅子舞

三百有余年前に尾張の国から伝えられたと言われており、白王神社の例祭に悪魔払いの舞として奉納される。