秋田の地域の歴史・文化・食

地蔵田遺跡

地蔵田遺跡は、秋田県秋田市にある弥生時代前期の集落跡で、生活がそのまま体験できる国指定史跡です。その一部は再現されており、旧石器時代から弥生時代にかけての生活様式や文化を具体的に学ぶことができます。また、その地に根ざした市民ボランティア団体「弥生っこ村民会」の活動により、歴史的な価値と魅力をより深く語り継ぐ努力がなされています。 ここでは弥生っこ村すごろくを作成し、木柵・土器棺墓・土壙墓などが手作りで再現されています。これらの体験学習を通じて、訪れる人々は歴史を学び、また、現代の生活についても見つめ直すきっかけを得ることができます。様々なイベントが開催され、時代を超えた体験が可能になっています。 なお、秋田わか杉国体の「炬火」がここで灯されたこともあり、地元の人々にとって大切な場所となっています。地蔵田遺跡は、秋田の豊かな自然と歴史を感じながら、過去から学び、未来を考えるための場として訪れる人々にとって価値ある時間を提供してくれるでしょう。

リゾートしらかみ

JR東日本が運行する臨時快速列車・観光列車。秋田駅から弘前・青森駅間を、奥羽本線と五能線を経由して走る。見どころは世界自然遺産白神山地と風光明媚な日本海。途中一部区間では徐行区間も設けられているほか、千畳敷駅では長い停車時間で千畳敷海岸を散策できる。使用車両は白神山地の原生林をイメージした新型車両「橅」（ぶな）のほか、「青池」「くまげら」の3種類。全席指定のため乗車には指定席券が必要。

旧秋田藩主佐竹氏別邸（如斯亭）庭園

江戸時代の元禄年間に、秋田藩３代藩主佐竹義処(さたけよしずみ)が家臣の大嶋家に土地を与え整備された別荘をはじまりとし、当初は「得月店(とくげつてん)」と呼ばれていました。 　その後、９代藩主佐竹義和(さたけよしまさ)が、藩主の御休所(おやすみどころ)として庭園を整備し、名を「如斯亭(じょしてい)」と改め、賓客をもてなす場や藩内外の文人墨客の交流の場として利用されました。 　如斯亭庭園は、室町時代の回遊式庭園の姿を色濃く残す名園とされ、東北地方の大名庭園および庭園文化を知るうえで貴重な文化遺産です。

藤木

セリオンリスタ

秋田市雄和里の家

国の登録有形文化財に指定されている、昔懐かしい茅葺き屋根の一軒家。

秋田かやき

「かやき」は、貝を鍋代わりにした漁師料理「貝焼き」が訛った言葉といわれている。郷土料理として親しまれてきた「秋田かやき」は現代風の一人鍋として進化した。和食、居酒屋、定食、中華、フレンチ、イタリアン、インド風など、さまざまに楽しむことができる。

藤倉水源地

藤倉水源地は、秋田市内への飲料水、防火用水供給のため、明治36年（1903）に建設が開始され、同40年（1907）に一部給水を開始、同44年（1911）に全施設が完成しました。以来、市民の水がめとして、約70年の間、秋田市民に清涼な飲料水を供給し続けました。 　しかし、その後の拡張工事で、給水のすべてが雄物川からまかなわれるようになったため、昭和48年に藤倉ダムは取水を停止しました。その後、市民からは長らく忘れられたような存在となっていましたが、平成５年８月17日、国の建造物の重要文化財「近代化遺産」に全国で初めて指定され、再び脚光を浴びることとなりました。 　さらに、平成２９年度には給水開始１１０周年を迎えました。

菅江真澄墓

江戸後期の紀行家。旅日記「菅江真澄遊覧記」は国重要文化財。

平田篤胤墓

久保田（秋田市）生まれ。医師、国学者 国学四大人。20歳のとき江戸に出て苦学。生前門弟553人。尊皇排儒思想のため，幕命で江戸退去，帰国。

旧奈良家住宅

旧奈良家住宅は、江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1763)に奈良家９代善政（喜兵衛）によって建てられました。このときの棟梁は土崎の間杉五郎八で、３年の歳月と銀70貫を費やしたといわれています。旧奈良家住宅は、秋田県中央海岸部の大型農家建築物として、よく初期の形態をとどめています。また建築年代が明らかな点でも貴重な民家であり、昭和40年５月29日に国の重要文化財に指定されました。また、周辺には明治〜大正時代に建てられた附属屋もあり、こちらも貴重な文化財です。

日吉八幡神社の三重塔

旧久保田城下の総鎮守。 境内は、サクラの名所として知られている。 外町に住む商人や職人の守り神として歴史ある神社。境内には木造朱塗りの三重の塔がそびえ、厳かな雰囲気に包まれている。県有形文化財。

嵯峨家住宅

両中門造りと茅葺き屋根が見事な江戸後期の豪農の家。国重要文化財。現在、19代当主が管理。見学は要予約。

赤れんが郷土館

赤れんが郷土館は、国の重要文化財に指定されている旧秋田銀行本店本館（赤れんが館）と新館から構成され、昭和６０年に秋田市立赤れんが郷土館として開館いたしました。このうち赤れんが館は２階建てのれんが造りで、明治４２年着工し同４５年に完成、外観はルネッサンス様式、内部はバロック様式という趣向をこらした華麗で重厚な建物です。木版画家の勝平得之記念館と鍛金家の関谷四郎記念館も併設し、作品を紹介しています。