白河の地域の歴史・文化・食

松風亭蘿月庵

南湖神社のご祭神、松平定信公がしばしばご来遊された茶室で、南湖神社内に現存しています。 寛政年間、白河藩重臣だった三輪権右衛門が茶人であった父仙鼠のために茶室を建てようと 府内九番町にあった別邸内に、藩主松平定信公より拝領した茶室図面に基づいて建立されたと 伝えられている由緒ある茶室です。

旧脇本陣柳屋旅館建造物群　蔵座敷

小峰城歴史館

平成31年に旧集古苑をリニューアルオープン。江戸時代の小峰城をＣＧで復元し、３面スクリーンで立体的に映像化したＶＲシアターは、城内を歩いているかのような感覚で小峰城の大きさや広がりを体感できます。当時の白河藩主７家の古文書や美術工芸品等の展示も併せてお楽しみいただけます。

境の明神

栃木県側にあるのが関東明神、福島県側にあるのが奥州明神といわれ、下野国と陸奥国との国境にあるので、古来から両社を合わせて境の明神という。

安珍堂

道成寺物語で有名な「安珍」は白河市萱根の生まれと伝えられています。明治40年に市内の僧が安珍供養塔を建立しました。昭和60年には道成寺の好意により、帰ることのなかった安珍座像が根田に里帰りをし、安珍堂を建てて安置しました。

宗祗戻しの碑

文明13年(1481)、結城政朝が鹿嶋神社で連歌奉納を催したところ、連歌師宗祗も白河を訪れた。その折、綿を背負った婦人に出会い和歌を問いかけたところ、婦人は見事な和歌で返答したという。宗祗は白河人の風流ぶりに感心し、そのまま引き返したところからこの名がついたという。

丹羽長重廟

寛永4年（1627）に白河に入封して初代白河藩主となった丹羽長重は、寛永14年に死去し、現在の地に葬られました。当初丹羽家の菩提寺である大隣寺がありましたが丹羽氏の転封で二本松に移り、歴代藩主も菩提寺をここに置きましたが、最終的に本町の長寿院が管理する土地となりました。長重廟のほか、白河藩主松平直矩（なおのり）・基知（もとちか）父子の墓もあります。

金売吉次兄弟の墓

金売吉次は、奥州平泉の黄金商人で、義経を京から奥州平泉に案内した人物として知られている。承安年間（1171〜1175）砂金を交易して、奥州平泉と京とを往来する途中、ここで盗賊に襲われ殺害され、里人がそれを哀れみこの地に葬り供養したと伝えられている。また、後に義経がここに立ち寄り、吉次兄弟の霊を弔い、その霊を近くの八幡宮に合祀したという。

安珍念仏踊り

能や歌舞伎で演じられる『道成寺』の山伏・安珍（市内根田地区の生まれ）の命日に、根田地区に建てられた「安珍堂」の前で踊られます。

白河天道念仏さんじもさ踊り

関辺地区の八幡神社境内で行われ、田植えを終えた時期に五穀豊穣を祈って踊られます。天道とは太陽、さんじもさは「山神さまよ」が訛ったものといわれています。

白河そば

今から200年前に白河藩主松平定信が冷害に強いそばの栽培を奨励したことが白河そば文化のルーツといわれています。信州、出雲、盛岡とともに「日本四大そば処」のひとつに数えられ、打ち方、つなぎ、つゆに各店独自の技を活かした味は好評です。白河そばの代表的なメニューは「割子そば」。小さめの皿に小分けにされたもりそばをイクラやなめこ、山菜などの具材で少しずつ味わうことができるのが魅力です。

そばだんご

そば粉で作られただんごに、あんやしょうゆのタレをかけて食べる。松平定信も愛したという。

白河ラーメン

市内で最初のラーメン店が開業し今年100年目を迎える白河ラーメンは、鶏ガラをベースとした醤油味スープに手打ち縮れ麺が特長で、味わい深い半面あっさりしていることから、毎日食べても食べ飽きない味です。またワンタンメンを多くの店がメニューに加えています。

登龍

大谷忠吉本店の清酒「白陽」は、明治12年の創業から伝わるの長く深い伝統の技で丹念に創り上げられるお酒です。

関の正宗・共楽亭

谷の越

「谷の越」をじっくり味わいたいときは、そのままひやで飲むのがお勧めです。サラリと味わいたいときは、キリリと冷やして飲むと美味しいです。

藤駒本店

生そば。創業２００年の老舗。つなぎに山芋を使った香りのよい、コシの強いそば。合盛割子そばなど。

吉田屋

生そばの老舗。細く、なめらかな味。

新駒本店

生そば。親しみやすい味。そばの他にご飯もの、ラーメンもある。

田んぼアート

平成24年から始まった「かがみいし田んぼアート」。 今年度の2020かがみいし田んぼアートは新型頃らウイルス感染症拡大予防のため、中止といたしました。