西尾市の公園・庭園

八ツ面山（八ツ面山公園）

愛知県西尾市にある山。標高67mの山でふたこぶ状の地形になっており、西域を男山、東域を女山と称している。山全体が公園として整備されており、遊歩道を利用してハイキングや森林浴を楽しめる。芝生広場や遊具が設置されているエリアも設けられており、子どもたちの遊び場としても最適。お花見スポットとしても知られ、春には多くの人で賑わっている。

旧近衛邸

旧近衛邸（きゅうこのえてい）は、摂家筆頭であった近衛家の邸宅の一部を移築したものです。 この建物は、江戸時代後期に島津斉彬の姫が近衛忠房に嫁いだことが縁で島津家によって建てられたもので、書院と茶室からなっています。六畳の茶室は、床框（とこがまち）がひときわ高く、点前座の奥に床の間を構えた「亭主床」（ていしゅどこ）という特異な構成で、瀟洒な花釘や花明窓（はなあかりまど）が用いられた公家の茶の湯にふさわしい品格を感じさせるものです。 書院ではお抹茶のサービス（季節の和菓子が付いて一服400円）が行われています。縁側から庭園を眺めながらのんびり一服してみてはいかがでしょう。

尚古荘

昭和初期に米穀商・岩崎明三郎によってつくられた京風庭園で、西尾城東の丸の遺構を生かして作庭されています。西尾城への思いから尚古荘（しょうこそう）と名付けられました。 1,000坪を超える敷地にはダンスもできる集会場として作られた板敷き30畳の大広間（現在は畳敷き）のある書院、歌人・佐々木弘綱も利用した茶室「不言庵（ふげんあん）」、待合い、東屋（あずまや）、門などが配されています。 庭園は、高台から庭が一望できる東屋や見事な枯山水が広がり、様々な趣向が凝らされた趣深いものとなっています。

稲荷山茶園公園

矢作川左岸一体の小高い丘陵地にある稲荷山茶園公園からは、のどかな茶園風景が一望できます。稲荷山茶園は、その規模およそ100ｈａ。甘い新芽を育てるための、独特の覆いが目を引きます。５月からの茶摘シーズンには、摘み子さんたちの作業風景も眺められます。なお、西尾で生産されるてん茶（てん茶とは抹茶に碾（ひ）く前の原材料の茶をいいます）の生産量は、全国生産の約20％を占め、全国有数の産地となっています。 茶摘み5月上旬〜下旬

黄金堤

赤穂浪士討入り事件で討たれた吉良義央公の領地の大部分は現在の西尾市吉良町にありました。地元では数々の善政を敷いた名君として愛されています。 言い伝えによると、当時この辺りの村は大水のたびに被害に苦しんでいました。義央公は水害から領地を守るため、領民とともに長さ約180メートル、高さ約4メートルの堤防を一夜で築いたといわれます。その後は水害がなくなり、良田となったことから、人々はこれを「黄金堤（こがねづつみ）」と呼んで遺徳をたたえました。 現在は桜の名所としても知られ、3月下旬から4月上旬にかけてはライトアップも行われます。

華蔵寺庭園

吉良家の菩提寺。小堀遠州流といわれる枯山水庭園として有名。

古川緑地

一色海浜公園