伊豆の国市・伊豆長岡・大仁・韮山の文化史跡・遺跡

韮山反射炉

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韮山反射炉は静岡県伊豆の国市にある耐火レンガ製の反射炉。韮山反射炉が作られたのは江戸時代の末期で、高さ15.6mの反射炉が現存している。アヘン戦争後、伊豆韮山の代官だった江川英龍は、海防政策の一環として武器の原料となる鉄を高温で溶かす反射炉を韮山に建造した。現在では反射炉の周辺は整備され、気軽に訪れることができる。古河を挟んで反射炉と向き合う展望所からは韮山反射炉と富士山が一望できる。

あやめ御前供養塔（西琳寺）

美人にして貞節なあやめ御前の霊を慰めんと声が高まり、心ある人々の浄財をもって西琳寺境内に供養碑が建立された。

北条時頼の墓（最明寺）

鎌倉幕府５代の執権北条時頼（のちに剃髪して最明寺入道と称した）を開基とするところから、東光山最明寺と称した。

天野遠景の墓

源頼朝から厚く信頼された家臣天野遠景の墓。天野薬師の段に、苔むした三基の五輪の石塔が並んでいる。

北江間横穴群（大師山群）

壮大な家型石棺や作り付け石棺をもつ特色ある横穴古墳群。

地震動の擦痕（国指定天然記念物）

昭和5年の北伊豆地震の際、魚雷が生んだ自然の地震動の記録である。

韮山城跡

延徳3年（1491）韮山の堀越公方足利茶々丸（関東支配の足利氏）を滅ぼした駿河興国寺城主伊勢新九郎長氏すなわち北条早雲が築いた城で、早雲はこの城を本拠に伊豆を制し、やがて小田原城を奪って関東へ乗り出してゆくのである。そのあと100年、豊臣秀吉の小田原攻めのとき、韮山城は勇将北条氏規がみごとな篭城戦を展開し、小田原戦史にその名をとどめている。今は堀跡の池が残っているのみである。◎北条早雲（1432-1519）戦国大名。後北条氏の祖。出自は不詳。今川氏に仕え、伊豆を奪い自立。のち小田原に進出し、相模・武蔵を支配。後北条五代の基礎をつくった。

山木遺跡

出土品数は登呂遺跡を上回る。国の重要民俗資料。

蛭ヶ島

源頼朝配流の地。頼朝が３４歳で挙兵するまを過ごしたとされる。

梅原寛重の碑

伊豆地方の農業振興の租とされ、農産物の開発・農地改善に尽力。碑は梅原寛重の還暦を祝って全国の有志が建立。

芭蕉の句碑

江戸末期の歌人・孤山人が芭蕉を偲んで建立した碑。「霧時雨　富士を見ぬ日ぞおもしろき　芭蕉翁」