渋谷・目黒・世田谷の美術館

戸栗美術館

松濤の高級住宅街の一角に立つ、実業家・戸栗亨が蒐集した古美術を保存・展示する私設美術館。日本でも数少ない陶磁器専門の美術館として1987年に開館したもので、伊万里、鍋島などの肥前磁器や中国、朝鮮などの東洋陶磁を主体として、約7000点を所蔵する。館内は第1〜3の展示室と特別展示室、やきもの展示室やミュージアムショップを設置。1階ラウンジでは展示パネル資料などが閲覧できるほか、トークイベントなども行われる。

目黒区美術館

目黒区民センターの一角にある目黒区美術館では、近現代の日本の作家におる美術館作品を収集、所蔵作品展で公開するほか、内外の多様な美術の動向をとらえた企画展を開催しています。定期的に開かれるワークショップも好評です。

郷さくら美術館

郷さくら美術館は、現代日本画に特化した美術館。桜の名所としても知られる東京都目黒区中目黒の目黒川のほとりにある。主に、昭和以降に誕生した日本画家の作品をコレクションしている。「満開の桜を日本画で楽しんで頂く」というコンセプトのもと、桜をモチーフとした大作を集めた常設展示室があるほか、年に4，5回の展覧会を開催。全4室の展示室では毎回約40作品が展示される。

五島美術館

東京都世田谷区上野毛にある1960年開館の私立美術館。東京都区部の南西端、武蔵野の雑木林が周辺に立つ閑静な住宅街に位置し、シダレザクラなどの咲く庭園を含め約6000坪の敷地を有する。日本や東洋の古美術を中心に国宝5件、重要文化財50件を含む約5000件を所蔵。常設展示はなく、展覧会を年間6、7回（うち特別展を1、2回）開催している。2010年の開館50周年に際しては大規模な本館の改修も行われた。

世田谷美術館

東京都世田谷区の砧公園内にある美術館。1986年の開館以来、アンリやルソーを代表とする素朴派（素朴芸術）やアウトサイダー・アートと呼ばれる正規の美術教育を受けていない非専門家による作品を収集・展示している。コレクション展や企画展を行う展示室のほか、区民の作品発表の場である区民ギャラリー、創作室、講堂、ミュージアムショップ、レストランやカフェなども併設されている。ほかに同区内にある画家の住居を美術館としたものを分館として3館有する。

ワタリウム美術館

東京都渋谷区神宮前の外苑西通り（通称・青山キラー通り）に面して立つ私設美術館。現代美術画廊ギャルリー・ワタリを前身として1990年に開館したもので、館名は創設者の和多利志津子らの名前から取られた。スイスの建築家マリオ・ボッタによる横縞模様の外観が特徴的で、館内においても最先端のコンテンポラリー・アートを発信している。1階部分にはミュージアム・ショップ「オン・サンデーズ」も併設。

山種美術館

東京・広尾にある日本初の日本画専門美術館。近代・現代日本画を中心に、古画・浮世絵・油彩画などの作品を展示。6点の重要文化財を含む約1,800点の作品を所蔵している。年に数回開催される趣向を凝らしたテーマの展示会は必見。館内のミュージアムショップでは、日本画を身近に感じられるオリジナルグッズが数多く揃う。エントランスに隣接する「Cafe 椿」では、作品の余韻に浸りながらカフェタイムを楽しめる。

太田記念美術館

原宿にある浮世絵専門の美術館。実業家・五代太田清蔵が収集した浮世絵コレクションを含む15,000点以上の作品を収蔵。常設展示として80点程度を一般公開している。展示室の中央には石庭、左手奥には畳敷きの小あがりがあり、床の間の畳に座って作品を鑑賞できる。浮世絵に関するグッズは受付カウンターで展示・販売している。公式SNSを活用した浮世絵作品の紹介や、オンライン展覧会といったイベントを開催し、人気を集めている。

Bunkamuraザ・ミュージアム

1989年に開館した日本初の大型複合文化施設。新しい文化の発信基地として、数多くのアーティストたちが作品を上演・展示している。世界有数のコンサート・オペラ・バレエの公演に使用される「オーチャードホール」や、多彩な舞台演出ができる劇場「シアターコクーン」、映画館「ル・シネマ」など、アート関連の施設・ショップが充実。館内にあるカフェ「ドゥ マゴ パリ」では、パリのカフェを彷彿とさせるおしゃれな店内で食事やスイーツを味わえる。

現代彫刻美術館（長泉院附属）

東京都写真美術館

国内唯一の写真と映像専門の総合美術館であり、３つの展示室と映画ホールを持つ世界的規模のコレクションを誇ります。国内外の著名作家の個展から映像の祭典「恵比寿映像祭」まで、年間２０本以上の多彩な展覧会を開催しています。４階の専門図書室では約６万冊の蔵書を無料で閲覧できます。

東京都写真美術館ホール

世田谷美術館分館　清川泰次記念ギャラリー

世田谷美術館分館　宮本三郎記念美術館

ギャラリーニイク

ギャラリーTOM

渋谷区立松濤美術館

区が定めた散策ルートを示す柱に案内されて松濤への散歩道をたどるのもよい。松濤は都内でも指折りの高級住宅街、ぶらぶら歩きも楽しい。展示は区内在住作家のものが中心、2階のサロン「ミューゼ」ではお茶とケーキを楽しみながら美術鑑賞ができる。

東京大学教養学部駒場博物館（美術博物館と自然科学博物館）

駒場博物館は美術博物館と自然科学博物館で構成されています。駒場博物館の建物は、教養学部の前身である旧制第一高等学校の図書館として建てられた由緒あるもので、美術博物館の展示室は１階、自然科学博物館の展示室は２階にあり、それぞれの個性を生かしつつ連携し、定期的に共催の展覧会を催すなど、文系・理系の垣根を越えた活動を行っています。

長泉院附属現代彫刻美術館

寺院付属の美術館。二十世紀後半以降の日本の彫刻家たちがどのような作品を創造したのか記録すると同時に、彫刻の素晴らしさに触れ、楽しんでいただけるようにと開館されました。