青森県の美術館 スポット 8選
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青森県立美術館
青森県 青森
- 美術館
青森県立美術館は、青森県の豊かな芸術風土を体感できるスポットです。この美術館の建築は、近くにある縄文時代の遺跡「三内丸山遺跡」から着想を得て設計されました。そのため、館内は縄文とモダンが融合したユニークな空間となっています。シンボルマークとしての「あおもり犬」は、世界的に有名な青森県出身の画家・彫刻家、奈良美智氏の作品で、その存在感は圧倒的です。 また、舞台背景画として巨匠・シャガールの描いたバレエ「アレコ」の作品も鑑賞できます。これらの作品を通じて、ご自身の感性を刺激することができます。カフェも併設され、美術館ならではのメニューや空間を楽しむことも可能です。 特に館内に入らなくても楽しめるミュージアムショップは、訪れた記念におしゃれなお土産を見つけることができます。選りすぐりの作家の作品に触れ、新たな視点を得られるでしょう。歴史と現代が交錯する青森県立美術館で、一日を存分に過ごしてみてはいかがでしょうか。
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十和田市現代美術館
青森県 十和田湖
- 美術館
十和田市現代美術館は、鮮やかに美術と生活を繋げる一方で、地域の文化的魅力を未来へと繋げる役割を果たしています。建築家の西沢立衛氏の設計によるこの美術館は、大小さまざまな白い箱が集まり、その集合体が一つの建物を構成しています。 館内では、国内外で活躍するアーティストたちによる作品が常設展示されています。展示されている作品のためだけに作られた特別な空間では、作品の特徴を最大限に引き立てる演出が施されています。 また、美術館の中だけでなく、前庭や向かい側の広場などの建物の周辺、そして十和田市の街中にも作品が点在しています。そのため、美術館と街との境界線を感じさせず、「開かれた」美術館としてその存在感を示しています。 さらには、企画展示や講演会の開催も多く行われており、アートと人々の交流の場としての役割も果たしています。 十和田市現代美術館は、美術館としての新しい形を体現し、その革新的な試みが多くの来訪者に感動と発見をもたらしてくれるスポットです。
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国際芸術センター青森
青森県 青森
- 美術館
青森公立大学が運営する、アーティスト・イン・レジデンス(AIR)と展覧会、教育普及の3つを柱とした施設。略称、ACAC。宿泊棟と創作棟、展示棟から成るセンターは、周囲の自然環境と調和する「見えない建築」をテーマに安藤忠雄が設計した。広い敷地内には野外彫刻などの作品が点在。AIRには国内外のアーティストが指名、または公募で参加しており、学生や市民との交流プログラムやワークショップ、展覧会などを行っている。
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弘前れんが倉庫美術館
青森県 弘前
- 美術館
かつて日本酒の貯蔵倉庫だった弘前市の産業遺産、旧・吉井酒造煉瓦倉庫を利用した2020年開館の美術館。煉瓦倉庫では美術館として開業する前にも弘前出身の現代美術家・奈良美智による展覧会が3度行われており、現行の展覧会でも弘前ゆかりのアーティストに関連するプロジェクトなどが行われる。弘前のりんごを使用したシードルやクラフトビールを味わえるカフェレストランや国内外のアーティストのグッズを扱うミュージアムショップも併設。
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八戸市美術館
青森県 八戸
- 美術館
八戸市美術館は新八戸市美術館建設準備のため、平成29年4月2日をもって閉館しました。新美術館は平成32年度完成を目指しています。 閉館中は、旧美術館に程近い、八戸市八日町ダイヤビル1階「はちのへまちなかアートラボ『コベヤ』」にて、八戸市新美術館に関する情報発信と開館までの業務、ワークショップなどを行います。 ※「コベヤ」開室日時:平日10:00〜17:00(土曜・日曜・祝日定休)
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帆風美術館
青森県 八戸
- 美術館
株式会社帆風が長年培ったカラーマネジメント技術を、美術の領域で利用した「デジタル光筆画」という技法によってつくられた作品を展示する、複製画専門の美術館。 明るい照明の下間近に、画帖や絵巻物を実際に触れるといった展示スタイルで、全国に点在する名品をユニークな企画で一堂に鑑賞することができます。
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津軽亀ヶ岡焼しきろ庵
青森県 津軽西海岸
- 美術館
つがる市木造亀ヶ岡の地は縄文時代晩期に独特の文化が花開き、出土品の多くは香り高い芸術品として知られ、学術的にも貴重とされています。津軽亀ヶ岡焼しきろ庵はこの地に窯を持ち、「津軽亀ヶ岡焼」と名付け、辰砂釉や縄文文様を彫りこみ、焼きしめにて焼成するのが特色です。日用食器から装飾的大壺、手作り遮光器土偶など様々なものがあります。
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七戸町立鷹山宇一記念美術館
青森県 下北・三沢
- 美術館
町出身の洋画家鷹山宇一画伯の作品をはじめ、画伯のコレクションである装飾卓上ランプ、国指定重要有形民俗文化財「南部小絵馬」等、見町観音堂、小田子不動堂の庶民信仰資料を常設展示している。また、年2回程度様々な特別展を開催している。
青森の美術館でアート鑑賞を楽しもう
■青森の美術館
青森のアートスポットといえば、「青森県立美術館」と「十和田市現代美術館」です。どちらもユニークな建物で、敷地の広さを生かしたスケールの大きな展示が特徴。大型作品の迫力を間近で感じましょう。屋外展示では空や周囲の自然が背景となり、作品との一体感が生まれます。冬は作品に雪が積もり、ふだんとは違う幻想的なアート鑑賞をするチャンスです。
■青森県立美術館
JR新青森駅からシャトルバス「ねぶたん号」で約10分の青森県立美術館は、日本最大級の縄文遺跡「三内丸山遺跡」に隣接しています。建物は地上2階、地下2階の4階建て。4階までの吹き抜けが開放的な常設展示室では、シャガールの大作でバレエの背景画「アレコ」を鑑賞できます。
青森出身のアーティスト奈良美智(なら・よしとも)の常設展示も必見です。なかでも巨大な彫刻「あおもり犬」は、子どもたちにも大人気。高さ8.5mで屋外スペースに展示され、冬には雪の中にたたずむ「あおもり犬」も見られます。2016年には高さ6mのブロンズ像「Miss Forest / 森の子」も加わり、奈良美智ファンなら見逃せません。同じく青森出身・棟方志功の作品も20点以上展示されており、青森のアートを体感するのにぴったりな美術館です。
館内を回ったあとは、カフェ「4匹の猫」でひと休み。お土産はミュージアムショップでオリジナルグッズを購入しましょう。
■十和田市現代美術館
十和田市現代美術館は、“大きなおばさん”で知られています。その正体は、現代彫刻家のロン・ミュエクによる「スタンディング・ウーマン」。高さ4mの女性像で、360度どこからでも鑑賞できます。肌の質感、髪の毛1本1本、すべてがとても精巧。鑑賞する人を非日常の世界にいざなう彫刻作品です。
屋外展示では、美術館入り口にある高さ5.5mのカラフルな馬「フラワー・ホース」が目を惹きます。巨大化なハキリアリの彫刻「アッタ」、建物外壁に描かれた「オクリア」や「夜露死苦ガール2012」などにも注目してください。エントランスホールの床、3階吹き抜けの階段、カフェ「cube」の床など建物自体がアート作品になっているのも十和田市現代美術館の面白さ。美術館すべてが見どころです。
アクセスは八戸駅から十和田観光電鉄バスで約1時間。バスの往復券と常設展示の入場料がセットになった「バスパック」がお得。
十和田市は「アートによるまちづくり」を掲げていて、街中にもアート作品が点在しています。草間彌生の立体作品に触れられるアート広場などを巡れば、いっそう楽しめるでしょう。