関東の博物館･科学館

岩槻人形博物館

日本で屈指の人形産地として知られるさいたま市岩槻区に、2020年2月、日本初の人形専門公立博物館としてオープンしたところ。人形づくりにかかわる製作道具や材料、文献の展示を通して埼玉県における伝統的な技法を紹介するとともに、ひな人形や嵯峨人形、加茂人形、市松人形など日本各地の日本人形のコレクションを展示している。

東京都水の科学館

東京都水の科学館は、水の不思議と大切さを科学の視点から探究する施設です。普段何気なく使っている「水」がどこで生まれ、どこを流れ、人の元へ届くまでにどんな冒険をしているのかを様々な角度から体感することができる博物館です。 館内の見学は「アクアトリップ水のたびシアター」から始まります。ここでは水の旅について理解を深めることができます。次の「アクアフォレスト」では、森の中で水が果たす重要な役割を探検。続く「アクアタウン」では身の回りの普段使っている水について新たな視点で学べます。そして実験室「アクアラボトリー」では、水に関する様々な不思議体験ができます。 実際の給水所、特に有明給水所について知る「アクア・ツアー」、一日の旅の思い出を残せる「アクア・パーク」も用意されています。 都内有数の観光地・お台場からもアクセスが良く、特にゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」やりんかい線「国際展示場駅」からのアクセスが便利。 団体見学についての事前申し込みも可能で、ワークシートも設置されており、アクティブに学びたい方にも向いています。

渋沢史料館

渋沢史料館は、近代日本経済社会の基礎を築いた渋沢栄一［1840(天保11)〜1931(昭和6)年、号は「青淵」（せいえん）］の思想と行動を顕彰する財団法人である　「渋沢青淵記念財団竜門社（現　公益財団法人　渋沢栄一記念財団）」の付属施設として、1982（昭和57)年、渋沢栄一の旧邸 「曖依村荘」跡（現在東京都北区飛鳥山公園の一部）に設立された登録博物館です。 当初の渋沢史料館は、旧邸内に残る大正期の2つの建物「晩香廬」と「青淵文庫」（いずれも国指定重要文化財）を施設として開館しました。その後1998（平成10）年3月に本館を増設し、現在はこの3つの建物で運営しています。 諸資料の展示は渋沢史料館本館で行っています。

東映アニメーションミュージアム

東映アニメーションのギャラリーがミュージアムとして新しくオープンしました。ミュージアムでは、東映アニメーション作品の絵コンテなどの資料を見られるほか、複数の絵を動かすことで、アニメーションの仕組みがわかる体験ができます。また、企画展として、15周年を迎えたテレビアニメシリーズ「プリキュア」をテーマにした、子どもたちが遊べるコーナーもあります。

ロマンスカーミュージアム

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ロマンスカーミュージアムは、小田急電鉄の豊かな歴史と、その象徴ともいえるロマンスカーについて網羅的に学ぶことができる場所です。鉄道の起源から現代の技術まで、様々な時代を彩った5車種のロマンスカーが展示されています。 このミュージアムは、単なる観覧だけでなく多彩な体験プログラムも提供しています。時を旅する体験型VRでは昔の風景を再現し、まるでその時代を旅行しているかのような感覚を味わうことができます。キッズロマンスカーパークは子どもが遊びながら知識も深められる場所で、家族での訪問にも最適。ミュージアムショップでは、ロマンスカーにちなんだオリジナルグッズを手に入れることも可能です。ミュージアムでは鉄道ビュースポット「ステーションビューテラス」や鉄道模型ジオラマなど、館内レイアウトの工夫や各種イベントでも、訪れた人々に楽しい時間を提供しています。 他にも、鉄道を志す子供たちに向けた就職相談フェアや、講談の特別上映など、多角的な視点からさまざまなイベントが開催されています。鉄道の楽しさと歴史を伝え、訪れた人にそのロマンを感じさせてくれるミュージアムです。

あーすぷらざ（神奈川県立地球市民かながわプラザ）

「あーすぷらざ」は神奈川県立地球市民かながわプラザの愛称で、多文化共生や国際理解を深めるための施設です。 教育、情報、相談等の各機能を備え、国内外から集めたさまざまな展示品を通じて地球規模の課題について考える場となっています。 施設では生活や文化、歴史に関する様々な情報を学ぶことができ、常設展や企画展を通じて多角的に理解を深めたり、映像ライブラリーで得た知識を共有したりすることができます。 教育支援や校外学習の申込方法、教材の貸出サービスなど、教職員や学生向けのサービスも充実。多目的ホールや会議室、研修室等の施設も利用可能です。

京急ミュージアム

京急ミュージアムは、京急創立120周年事業の一部として誕生した企業ミュージアムです。横浜のみなとみらい地区にあるグループ企業本社ビルの1階に位置しています。「本物」を見て、触れて、楽しむというコンセプトのもと、京急の魅力を満遍なく体感できます。 間近で見ることができるのが、昭和初期から活躍した歴史的な京急車両「デハ230形」。修繕作業にかかった時間は約2年というから驚きです。他にも長さ約12mの京急ラインのジオラマや鉄道シミュレーションなど、大小様々な展示が待っています。工作体験ができる「マイ車両工場」も設けられていますので、欲張りな方にはたまらないでしょう。 京急ミュージアムの魅力の一つは、平日なら予約不要で、整理券で入場できる点。土日祝日はWEB事前予約が必須となっています。京急の歴史に触れその魅力を存分に感じ取れる、一見の価値がある施設ですのでぜひ足を運んでみてください。各種展示の詳細や最新の混雑状況は公式サイトで事前に確認してから訪れることをおすすめします。

がすてなーに　ガスの科学館

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がすてなーにガスの科学館は、東京都江東区豊洲に位置する知識とエンターテイメントが融合した博物館です。この館内は、「理解する」「体験する」「発見する」の3つのコンセプトで構成され、エネルギーやガス、地球環境問題に関する知識を楽しみながら学べる施設になっています。 ガスの世界を探検し、視覚的なクイズや実験に挑戦することで、ガスがいかに暮らしを支えているかを理解できるよう工夫が施されています。可愛らしいキャラクターたちと一緒にガスの不思議な世界を体験できるイベントも盛りだくさんです。施設自体も環境に配慮されており、屋上緑化や省エネルギー設備、太陽光発電など最新のエネルギー技術が導入されています。無料で入館できるという点も大きな魅力で、個人や家族、学校や一般の団体でも気軽に見学することが可能です。 学びと楽しさを兼ね備えた「がすてなーにガスの科学館」は、大人から子どもまで人々を惹きつけるスポットといえるでしょう。

船の科学館

「船の科学館」は海と船の文化をテーマにした海洋博物館です。 海や船、海の生き物について学べる展示やイベントが次々と開かれ、多種多様な体験教室が開催されています。 施設は複数の展示エリアで構成されて今す。なかでも最大の見どころは日本初の南極観測船「宗谷」。貴重な歴史を物語る海上のモニュメントともいえます。 「船の科学館別館」や「屋外展示物」では、船や海に関する様々な題材が展示されています。 科学館では海や船、海の生き物について楽しみながら学べるイベントや各種体験教室も豊富に用意されています。

気象科学館

東京都港区に位置する気象科学館は、気象や自然現象を学べる場所として高い人気を誇ります。最先端の観測機器や資料を使って、地震や天気、日本の自然について深く理解することが可能です。 また、その魅力的な設備の一つに体感型シアターがあります。ここでは日本の自然や防災について、視覚的に学ぶことができます。美しい自然環境を再現した独自の展示も用意されており、参加者は手を使って直接体感することが可能です。気象予報士が常駐していて、疑問や質問も気軽に聞くことができます。 自然科学に興味がある方や家族揃って訪れることができ、新たな知識を身につける格好の場となります。入館は無料で、事前予約も不要なので、予定に合わせて気軽に訪れることができるスポットです。

ポリスミュージアム（警察博物館）

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警視庁が運営する「ポリスミュージアム（警察博物館）」は、来て、見て、学んで、体験できるスポットです。その魅力は映像や実物展示物を通して日本警察の歴史が学べること、そして特別な装備品の展示にあります。 施設では、警視庁創設者川路大警視に関する資料をはじめ、警察各分野で活動する警察官の紹介も行っています。子供たちが興味を引きつけるような装置も取り入れており、アニメーションを使った映像作品や警察官の仕事を疑似体験できる展示装置により、警察の活動を楽しみながら学ぶことができます。 さらに革新的な取り組みとして、VR（バーチャルリアリティ）映像によるバーチャル見学も提供されています。これにより360度見渡しながら博物館内部を自由に見学し、警察の世界を仮想体験することが可能となっています。 館内では外国語版の音声ガイドの貸出も行われており、外国からの来館者にも考慮して運営されています。 警察の歴史や活動に興味を持つ人、子供から大人まで幅広い世代にとって訪れる価値があるスポットといえるでしょう。

科学技術館

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科学技術館は、科学や技術の面白さを体感できる、楽しく学べる場です。ここには乗り物やエネルギー、技術、光学など、さまざまなテーマに関する展示があり、それぞれの展示は見て触ってからだ全体を使って体験できます。 毎日開催されているワークショップでは、科学実験で自分自身が知識や興味が深まる体験ができます。新しい展示も定期的に登場し、日々進化する科学技術の進歩を間近で感じられます。 バーチャルツアーや見学コースで、科学技術館独自の楽しみ方を発見することも可能です。個人の来館から団体での利用、ビジネスでの利用まで対応しており、アクセスも大都市中心部から近く利便性が高いといえます。 科学技術館は、科学や技術の面白さを一人一人の手で触れて体験することで、新たな発見や興味を持つ機会を提供しています。老若男女問わず、日々の学びに役立つ場所だといえるでしょう。

地下鉄博物館

地下鉄博物館は、日本初の地下鉄車両「1001号車」をはじめとする歴史的な車両の展示や、様々なビデオ上映会、特別展、イベントなどを通して地下鉄の歴史や魅力を体感できる施設です。 ここでは数字や記号ではなく名前で呼ぶことで親しみを込めた人形「ぎんちゃん・まるちゃん」を用いた施設内案内や、ライブラリー動画の活用によって体系的に知識を得られます。 全体に傾斜を付けて配置された特別展示や、地下鉄のメカニズムを学べる仕組みの展示など、見る人が実際に体を動かして学ぶことができる楽しみ方が満載です。 博物館では開館記念イベントや季節のイベントも盛んに開催。特に地下鉄のシミュレーション体験ができる「ちかはく1001号車VRで乗ろう！」は大人気です。 幅広い世代から楽しまれている地下鉄博物館。日本の交通文化の理解を深めることができる人気の施設です。

消防博物館

消防博物館は、消防と防災に関する知識を深く学べる施設です。正式には東京消防庁消防防災資料センターという名称で、1992年に広報・教育施設として開館しました。 博物館では江戸時代から現代までの消防の歴史に触れることが可能。また、火災防止や防災対策についても詳しく学べます。館内には消防関連の資材や書籍を含む12,000点以上の資料が所蔵されています。 それらは江戸の消防に関する錦絵や瓦版、古文書等の貴重な史料から、消火道具や明治時代から現在に至るまでの消防ポンプ、防火衣、消防活動資器材などの実物までさまざま。 訪れた人は消防の発展の歴史を体感しながら、防火・防災に関して深く理解できます。災害時にどのように行動すべきか、実際に体験できる展示設備も有しています。

日本科学未来館

日本科学未来館は、科学の奥深さと魅力を体験できるスポットです。観光地としても人気があり、さまざまな展示やイベントで楽しむことができます。 館内は世界を満遍なく見渡し未来を予想する展示エリアや、最新テクノロジーや地球環境の探求を体験できるエリアなど多岐にわたります。 特に「Geo-Cosmos」ではリアルな地球の姿を見ることができ、まるで自分自身が宇宙飛行士になったかのような感覚を味わえます。 月の生活体験ができる特別展「NEO月でくらす展」やロボット操縦など、宇宙と科学の最前線に触れる展示・エリアも。 高性能プロジェクターを用いたドームシアターの映像上映も人気で、鮮やかで迫力のある映像は訪れた人々を別世界へと誘います。 訪れれば近代科学が身近に感じられる場所、それが日本科学未来館です。

スヌーピーミュージアム

スヌーピーミュージアムは、アメリカ・カリフォルニア州のシュルツ美術館が唯一公認した分館として東京に存在する、コミック「ピーナッツ」の世界を豊かな環境の中で体感できる美術館です。「ピーナッツ」の美しい原画展示や、作者チャールズ・シュルツ、スヌーピーやチャーリー・ブラウンなどの個性豊かなキャラクターたちについて学ぶことができます。 このミュージアムは、映像や立体物を活用した体験型の展示が特徴で、訪れる度に新しい発見があります。オリジナルグッズが手に入るストア「ブラウンズストア」や、楽しみながら作品を作れるワークショップも設置されているほか、カフェでは、自然に囲まれた落ち着いた空間でピーナッツカフェのメニューを味わえます。 「Finding Snoopy!」コーナーでは、その場所だけに登場するスヌーピーやピーナッツ・ギャングを見つけて、お気に入りの写真を撮影することも可能。「スヌーピールームカメラ」を活用すれば、自分では撮れないダイナミックな写真も撮ることができるでしょう。 スヌーピーミュージアムは、大人から子供まで、全ての世代が楽しめる場所です。是非、スヌーピーやピーナッツギャングと一緒に素敵な時間を過ごしませんか？

宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター

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筑波宇宙センターは宇宙開発の最前線を体感し、最新の知識を吸収できるスポットです。昭和47年の開設以来、筑波研究学園都市の一部として研究と開発が行われています。その広大な敷地は約53万平方メートルもの面積を誇り、研究学園都市にふさわしい豊かな緑と最新の試験設備が融合した総合研究機関として機能します。 施設内には展示館「スペースドーム」があり、実物大の人工衛星や本物のロケットエンジン、さらには「きぼう」日本実験棟の実物大モデルなど、その眼前に広がる宇宙の可能性に触れられます。「プラネットキューブ」では時季ごとにテーマを変えた企画展示を開催しています。 筑波宇宙センターでは、宇宙航空研究開発機構がどのような活動を展開しているのかをより深く理解するため、施設見学が可能となっています。それにより宇宙開発の現場を肌で感じながら学ぶことができます。 筑波宇宙センターは宇宙への興奮と驚きが詰まったスポットです。一度訪れればきっとめくるめく宇宙の冒険に心を奪われることでしょう。

神奈川県立生命の星・地球博物館

神奈川県立生命の星・地球博物館は、地球の誕生から現代までの46億年の歴史を追体験できる施設です。子供から大人までが生命と地球の進化の歴史に深く触れることができます。 館内では施設名の通り、星々の生命が育まれてきた地球の歴史を丁寧に解説しています。 恐竜から昆虫までさまざまな生命の進化を1万点以上の標本によって紹介しており、特に恐竜の骨格標本はその迫力と大きさで見る人を圧倒。館の展示は視覚的な解説だけでなく体験型の展示も用意されています。 博物館は、家族連れや学校の遠足などの学習施設としても人気があり、子供が自然科学に関心を持つきっかけを与えるだけでなく、自然とのつながりを再認識する機会も提供してくれています。

電車とバスの博物館

「電車とバスの博物館」は、電車やバスが好きな人にとってはまさに聖地ともいえる施設です。様々な展示物を楽しみながら、公共交通の歴史や技術について学べます。 特に魅力的なのは、頻繁にリニューアルされる各種電車やバスのグッズの紹介。東急電車や東急バスなど、身近な公共交通機関のミニチュアや関連アイテムが見つかるかもしれません。 その他にも乗車感覚が体験できるシミュレーターや子供たちが遊べるプラレールパークなど、子供から大人まで豊富なアトラクションで楽しめます。 長い歴史と豊富な経験の上に築かれた現在の東急電鉄の技術やサービス。それらを体感できるのもこの博物館ならではの魅力です。新型の車両に搭乗してみたり、過去の名車両を観察したりと、公共交通に関する知識と経験を深めることが可能です。 「電車とバスの博物館」は、歴史的な価値と楽しさを兼ね備えたアトラクションの宝庫です。公共交通が好きな人のみならず家族連れや友人同士など、じっくりと時間をかけて過ごしてみてはいかがでしょうか。

馬の博物館（根岸競馬記念公苑）

横浜の根岸競馬記念公苑に位置する馬の博物館は、馬と人間の深い関係性を通じて馬文化を学べる施設です。 馬に関するさまざまな展示がなされており、科学や美術、歴史など多岐にわたる視点から馬にまつわる内容を紹介しています。 施設は一般入場だけでなく学校や保育園などの団体見学にも対応。特に子どもたちにとっては、馬と直接触れ合うイベントを通じて馬への興味や理解を深めるきっかけとなるでしょう。 館内には実際に馬を見ることができるポニーセンターも併設しています。飼育管理の様子を間近で見られるのは普段なかなかできない貴重な経験です。 一般の観光地としてだけでなく、馬の歴史や文化について詳しく学ぶことができる教育の場としても意義深い博物館です。