相手を傷つけず制する武道「合気道」を体験してみよう
■合気道とは
「合気道」は1900年代初頭に生み出された現代武道です。稽古を重ね、より心身を高める目的として合気道は生まれました。合気道の特徴は他人と競うことを目的としたものではないことです。自分のペースで進められるので、子供から大人、男女問わず続けられます。現代では、さまざまな流派にわかれており、「植芝盛平翁」が創始した「合気会」の流派が合気道人口のほとんどを占めます。武道初心者の方は、まず道場へ見学に行ってみるのがオススメです。
■合気道に用意するもの
まず、合気道に必要な持ち物は道着です。合気道をしている人を見ると、柔道着に似たようなものをきている人もいれば、中には、上は道着で下は袴の人もいます。これには、有段者（女性は３級以上）の人は袴を切るといわれているからだそうです。ただ、正しく規定化されいるわけではないので、自分が通う道場に合わせるのが良いでしょう。
■合気道の技
合気道の技は、相手の攻撃を技で抑えたり、投げたりする動作が基本です。攻撃を仕掛け技を受ける人と、攻撃に対して技をかける人にわかれて稽古を行います。相手の腕をつかみ、自分の体を反転しながら相手を投げる「四方投げ」などが代表的な技です。
■合気道の段位
合気道の級位は、八級から壱級まで、段位は初段から八段まであります。昇段をするには、指定された技を行う審査が必要です。審査を行うほか、二段以上になると小論文や感想文の提出や、5段以上になると本部の審査に通る必要があります。