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■クレー射撃とは?
オリンピック競技としても広く認知されている「クレー射撃」。具体的には、散弾銃を使って、空中を飛び交う「クレー」と呼ばれる素焼きの皿を撃ち壊していく競技です。競技種目は「トラップ」や「スキート」といったものに分けられます。またクレー射撃は、若年層から高齢層までが年齢に関係なく楽しめるスポーツとして親しまれており、生涯スポーツとしても親しまれています。
■トラップ射撃とスキート射撃の違いは?
トラップ射撃は15m離れた放出口から飛び出すクレーを狙い撃つ競技です。合計25枚のクレーが放出され、25点満点で得点を競います。前に向かってひたすら撃ち続けるので、豪快さを感じられる競技です。
一方でスキート射撃は、半円の中に設定された1番から8番の射台を、移動しながらクレーを狙います。スキート射撃では、プレーヤーのポジションが変わるのに対し、クレーは常に一定方向に飛ぶため、狙う角度が常に変化し、撃ち落とすためには繊細な射撃が要求されます。射撃の豪快さと繊細さ、それぞれの魅力を堪能できるのも、クレー射撃の魅力です。
■クレー射撃の免許取得方法
クレー射撃の競技そのものには免許は必要ありません。しかし、競技に必要な散弾銃の所持には免許が必要となります。クレー射撃を本格的に楽しみたい場合は、所有する銃の「所持許可証」と、装弾購入のための「火薬類等譲受許可証」の2つが必要です。
許可証の取得にあたっては、細かいルールなどがありますが、おおまかな流れとしては下記の手順で取得できます。
①猟銃等講習会に参加する
住んでいる地域の所轄警察に申し込みをし、定期開催されている講習会に参加します。講習は午前・午後と行われ、午前は講習、午後は筆記試験となります。筆記試験に合格すると、「講習終了証明書」が交付されるので、続いて「教習射撃の申請」を警察に提出します。
②教習射撃に参加する
「教習射撃の申請」に対して許可が降りたら、教習射撃に参加しましょう。この教習射撃は、公安委員会指定のクレー射撃場で実施されています。教習射撃の実技試験に合格すると、「教習修了証明書」が発行され、散弾銃の所持許可申請ができるようになります。
③所持許可申請を行う
銃の所持許可証は、購入する銃に対して発行されます。そのため、申請前に購入する銃を決めておく必要があります。購入する銃が決まったら、所轄警察署に「所持許可申請」を出しましょう。1ヶ月程度の調査後に、問題がなければ「所持許可証」が発行されます。
④銃の確認手続きと火薬類等譲受許可証の申請
銃の所持許可証が発行されたら、銃砲店で購入した銃を受け取ります。またその際に、許可書に記載されている銃と相違がないかの確認手続きを行います。問題がなければ、装弾を購入するための「火薬類等譲受許可証」を申請し、交付されれば装弾が購入できるようになるので、晴れて射撃場デビューです。
■免許取得にかかる費用
猟銃等講習会:6,800円
教習射撃の申請:8,900円
火薬類等譲受許可証(教習時):2,400円
教習射撃:30,000円前後
所持許可申請:10,500円
火薬類等譲受許可証(銃購入時):2,400円