福岡県の自然歩道・自然研究路

篠栗九大の森

「篠栗九大の森（ささぐりきゅうだいのもり）」は、福岡県糟屋郡篠栗町和田に所在する森。約17ヘクタールの「森」には、約50種の常緑広葉樹と約40種の落葉広葉樹が生育し、中心には蒲田池の周り約2キロメートルの遊歩道が存在する。整備のされていない手付かずの自然を楽しむことができる。水に浸かった状態で自生している落羽松（らくしょうよう）の木が見どころ。「森の案内人」が付いてのガイド付きツアーも人気。

怡土城跡周回連絡歩道

国指定の史跡怡土城跡を始め、一の坂礎石群や望楼跡などが点在しており、高祖山登山歩道に連絡している。 延長約5.8km　約180分 このコース付近には高祖神社、妙立（如意）寺、金龍寺などの神社仏閣や怡土城跡があり、一の坂礎石群・望楼跡などの史跡も点在しています。この自然歩道を右廻りするとまず妙立寺があります。この寺は糸島の石山寺と呼ばれており、境内には自然の奇岩怪石が散在し、貝原益軒が命名したという動響滝（とどろきのたき）などがある神秘的な庭園を持っています。怡土城探訪歩道との接点付近には第2望楼後があり、そこから尾根沿いに歩くと中世の山城である高祖城の下ノ城跡へ着きます。これより上りが高祖山登山道で200ｍほど登ると高祖山山頂（416ｍ）に着き、福岡市の叶岳まで4.1km（約120分）のコースとなります。一方、下ノ城跡より下り、一の坂礎石群を過ぎると禅宗の金龍寺があります。ここの庭は借景に高祖山を取り入れた築山式の豪快な庭園です。 またこの寺の少し上には高祖神社があり、毎年４月２６日には高祖神楽が奉納されています。このコースは妙立寺から廻ると3時間程度、金龍寺から廻って３時間半程度かかります。

雷山周回自然歩道

雷山観音前バス停から歩道入口に入り、まず雷神社に向います。ここには、県指定天然記念物で樹齢900年を越えるといわれる公孫樹と杉があります。公孫樹は樹高約37ｍ、胸高周囲で7ｍ以上もあり、ツバキとネズミモチが１本ずつ着生しています。杉は観音杉といわれる大杉で、１本は根廻り約12ｍでもう１本は17ｍです。もともと３本ありましたが、１本は切られ、木株だけが残り、現在は２本になっています。 　この雷神社から不動池、国指定史跡の雷山神籠石、不動滝を経て藤坂橋までが自然歩道で、1時間半程度（約5km）のコースです。さらに藤坂橋バス停から県道を通って雷山観音まで行くこともできます。

井原山自然歩道

井原山入口バス停からキトク橋を通り歩道入口に入ります。ここからアンノ滝を経て山頂へ行くこの自然歩道は、春の若葉、夏の涼風、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の風情を見せてくれます。井原山山頂（983ｍ）はミヤコザサの原野で、東に三瀬峠（583ｍ）、金山（967ｍ）、背振山(1,055ｍ)、西には雷山（955ｍ）、北には玄界灘を望み、眼下には瑞梅寺ダムが見えます。　山頂からは西へは、雷山への縦走コース約3.1km（所要時間120分）が続き、東へは三瀬峠、金山への縦走路となります。また、井原山へは、福岡市早良区の曲渕ダム、野河内渓谷から水無を通っても登ることができます。

雷山自然歩道

渓流と緑（紅葉）の歩道。このコースの起点である雷山観音前バス停近くには、インドの帰化僧・清賀上人の開祖と伝えられる雷山千如寺大非王院があります。ここには鎌倉時代初期の作品といわれる重要文化財の木造千手観音立像と木造清賀上人坐像、県指定天然記念物の楓・白檀があり、後庭の心字池も見事で特に美しいのは、紅葉の頃です。　自然歩道を歩くと清賀の滝・雷神社上宮があり、雷山山頂近くまで杉・ヒノキの林が続き山頂付近にはブナの自然林もあり、新緑と紅葉を楽しむことができます。

水無林間歩道

延長約1.6ｋｍ・約50分 キトク橋から車道を左折し、終点の駐車場から井原山自然歩道途中のアンノ滝付近に出る約１kmの歩道で、夏にはヒガンバナ科のオオキツネノカミソリが群生します。途中の展望所では、眼下にすばらしい眺望が広がり、また瑞梅寺川の源流の吹き出し口も見ることができます。 コミュニティバス井原山線利用　井原山入口下車　ＪＲ筑肥線　波多江駅より20分

嘉穂アルプス九州自然歩道

九州自然歩道は、環境省の長距離自然歩道構想に基づき、東海自然歩道に次いで全国で２番目に整備されました。愛称「やまびこ さん」で親しまれ、各県の自然公園を経由しながら九州を一周するこの歩道は、総延長2936.9kmで、福岡県内のコースは261kmです。 このうち市内には、馬見・屏・古処山の嘉穂三山を縦走するコースが整備されており、嘉麻市の雄大な自然を満喫できます。

緑道

旧国鉄勝田線跡地を利用した花と緑のふれあいの緑道です。宇美町内４．６km、志免町６km全長１０kmあり、所々に日本庭園や桜並木などが配置され、快適にウォーキングを楽しむことができます。また、沿道には、「光正寺古墳公園」があります。

篠栗四国霊場（お遍路）

日本三大四国として全国に知られ、総本山南蔵院を中心とする霊場八十八ケ所巡りには、年間百万人を超す人々が訪れる。変化に富んだ霊場が各所に点在し、四季折々の自然を堪能できる。徒歩で3泊4日の行程。

若杉自然歩道

若杉山（６８１ｍ）は三郡山地にあり、中腹から山頂にかけて杉の巨木がおい茂り、伝説と信仰の山にふさわしい。頂上の太祖宮の裏手には県指定天然記念物の権現杉がある。また、山の霊場は四季折々に美しい。

大和の森遊歩道

若杉山の中腹に位置し、遊歩道筋に点在する巨大杉をめぐるトレッキングコース。若杉山に生育する5本の巨木杉は「大和の大杉」幹周り16.15m 「トウダの二又杉」森の巨人100選入選　他（綾杉・ジャレ杉・七又杉）それぞれに自然の世界を満喫させてくれる。

宮地嶽自然歩道

福岡県森林浴百選の遊歩道 全長約2.5キロの山歩きコース 宮地嶽神社から、宮地岳の山頂近くを通り、在自山の頂上を経て、在自の金刀比羅神社まで続いています。全長約2.4km、歩いて約1時間30分から2時間の道のりで、200mごとに距離を表す標識が立っています。山岳のコースで視界が開けており、すばらしい眺めが楽しめます。 　お子さま連れのときは、宮地嶽神社〜在自山〜展望台の往復がおススメ。

可也山自然歩道

江戸時代、良質な花こう岩が採掘された山。日光東照宮に奉納された鳥居も可也山の花こう岩が使われた。また、麓には小富士梅林があり、２月は多くの花見客で賑わう。

立石山自然歩道

立石山は標高210ｍで、登頂時間が約30分と手軽に自然が楽しめます。山頂付近はとても見晴らしがよく、360°の展望は絶景です。

大門自然歩道

本庄池自然歩道

みやこ町犀川地域の中心部の高台にある周囲４ｋｍ、貯水量１５０万トンの池です。エメラルドグリーンに輝く水面には、ヘラブナ、コイ、ハヤなどが生息しています。池の周辺には、つり橋や浮き橋などの散策道も整備されいます。

九州自然歩道

（雁股山〜大平山コース）県境の尾根伝いに行くと、北側は周防灘、遠くは中国地方まで、南は大分県の山々が見える。大平山一帯は草原状の山で、季節の草花が見られ、野鳥も多い。瓦岳に向かうと、アカマツ、コナラ、ヤマザクラ、ハゼ、リョウブなどの林が続く。雁股山頂には城跡がある。自然に親みながら県堺の山頂の散歩。

九州自然歩道（犬ヶ岳コース）

求菩提山（７８２ｍ）は千五百年の歴史を秘めた修験道のメッカで、山内には多数の修験場遺跡がある。犬ケ岳（１１３１ｍ）には、国の天然記念物のツクシシャクナゲ大群落があります。笈吊岩にかけての尾根筋、ブナ林の下にあり、五月中旬の花盛りには淡紅色のトンネルができます。

玄海遊歩道

九州自然歩道

東海自然歩道と同様の長距離自然歩道。みどころは，尺岳・福智山・鱒渕ダム・七重ノ滝（以上福智山コース），皿倉山・帆柱山（皿倉山コース）。