中津・国東の郷土芸能

古要舞と神相撲

古要神社で開年に傀儡子の舞と人形相撲が奉納される。素朴で純真な神事として名高い、国指定重要無形民俗文化財で傀儡子は江戸時代のもの。

植野神楽

豊前系岩戸神楽で湯立・神坂・年回神楽にわかれる。特異なものは湯立神楽で、オキの上を素足で歩いて渡る場面は、豊後系湯立神楽とは異なって圧巻である。

「万年願」北原人形芝居

起りは、最明寺入道（北条時頼）が諸国巡歴のとき、北原で病いに倒れ、村人の手厚い看護の甲斐あって、やがて全快。その祝いの席で村人達が手の甲に目鼻を描いて袖口からのぞかせ、人形よろしく踊らせた、と伝えられ、時頼は大いに喜んでその芸の振興を勧めたという。江戸時代になると狂言や歌舞伎がとり入れられ、文楽と同じ人形の1人使いから3人使いまで、独特の技法が今に受けつがれている。現在は、北原の氏神の原田神社で行われる「万年願」に奉納され、「翁渡」「傾城阿波の鳴門」などが演じられて、近郷から訪れた見物客の盛んな拍手を浴びる。後継者作りも熱心に行われている。県指定無形民俗文化財。

草地踊り保存会

この踊りは徳川八代将軍吉宗が享保の改革で勤倹の奨励をした頃、農民の間に娯楽として始められ、以来二百八十年の伝統があります。踊りはレソ、マッカセ、ヤンソレサ踊り、六調子の四種類があり、前半の優しい女踊りから、何時の間にかハッピ姿に早変わり、はげしい六調子の男踊りへと変化していきます。

真玉歌舞伎

旧真玉町地域で盛んに行われ２００年以上の歴史があるとされる保存会は伝統ある歌舞伎を後世に受け継ぐため１９８０年に保存会を発足しさまざまな場所で活動をしている。

杵築城太鼓

力強い太鼓のリズムで大太鼓を中心とした中太鼓5基の構成。

ソウチコばやし

夷里神楽

夷地方に約３００年程前から伝承される伝統をもち、五穀豊穣を祈る「麦きとう」とも呼ばれる神楽です。

姫島盆踊り

姫島の盆踊りは、鎌倉時代の念仏踊りの名残りを今にとどめていると言われている。アヤ踊り・キツネ踊り・銭太鼓・猿丸太夫の伝統踊りや新しい創作踊りなど約50種類の踊りがある。 平成24年、「国選択無形民俗文化財」に指定されました。

山香太鼓

山香地方に古くから伝わる勇壮な太鼓

ゆたて神楽

熊野神社の秋祭りに奉納される豊前系岩戸神楽で湯たて神事、火渡り行事がある。