東京都の動物観察

御蔵島のイルカ

御蔵島の近海には、ミナミハンドウイルカが100頭以上生息していることが確認されており、4月から11月中旬までイルカウォッチングが楽しめます。 ウオッチング船については観光協会にお問い合わせください。

アオウミガメ

小笠原諸島は日本で最大級のアオウミガメの繁殖地です。6〜7月頃に産卵、8〜9月頃に孵化します。

ハシナガイルカ

体長約2ｍくらいで、熱帯から亜熱帯の海域に広く分布している。小笠原では、聟島。父島・母島列島の周辺海域に周年出現する。昼間は岸近くや湾内でゆっくりとしていて、朝夕には活発に泳ぐことが多い。20〜30頭、時には200〜300頭の群をつくり、行動が活発になってくると、前転やバク転、体をきりもみ状に回転させながらジャンプをすることがある。

ミナミハンドウイルカ

体長2.5ｍくらいで、太平洋西部からインド洋の温暖な沿岸域に分布することが知られている。小笠原では、聟島・父島・母島列島の沿岸域に周年出現する。 近縁種のハンドウイルカに比べると、体がひとまわり小さく、くちばしが細長くて、成長すると腹部にまだら模様が現れるのが特徴である。

マッコウクジラ

潜水のチャンピオンと言われるマッコウクジラは、沖合10〜30ｋｍの外洋域で見られます。

オカヤドカリ

その名のとおり陸上部で生活する天然記念物のヤドカリ。他のヤドカリよりも足や鋏脚が太く頑丈。

オガサワラノスリ

小笠原諸島の固有亜種であり国の天然記念物にも指定されているタカ科の鳥。 小笠原固有で唯一の猛禽類。 体長は雄で約50cm、メスで約55cmで、翼長は約130cmほど。

オガサワラオオコウモリ

小笠原諸島と火山列島の固有種で、学術的にも貴重であるとして天然記念物に指定されている。体は約23cm、翼を広げると80cmほどに達し、体重は400g位。植食性で果実、花の蜜、葉などを食べる。

ハハジマメグロ

眼の周囲の三角形状の黒い斑紋が特徴で、メジロに似た特別天然記念物。母島であれば集落内でも見ることができる。

ザトウクジラ

毎年12月から5月にかけて、出産と子育てのため気候の温暖な小笠原諸島を訪れる。小笠原諸島は北太平洋海域の中で，ザトウクジラが冬を過ごすことで有名なハワイやメキシコと並んで重要な海域となっている。様々なアクションを見せてくれるので、陸上からの観察も楽しめる。

アカガシラカラスバト

カラスバト３亜種の一つで、世界でも小笠原諸島にのみ生息しており、絶滅危惧種かつ天然記念物に指定されている。ハトの仲間としてはやや大型で、全長が金属光沢を帯びた黒色、頭部は赤紫色、喉はブドウ褐色をしている。

ホタル

ミクラミヤマクワガタ

国内では御蔵島と伊豆諸島の一部の島だけに生息している固有種です。 大人の指先ほどの大きさしかなく、夏になると道を歩く姿が目撃されます。

オオミズナギドリ

御蔵島は世界最大のオオミズナギドリの繁殖地です。 昔に比べると数は減りましたが、現在でもおよそ ８０万羽が生息しているといわれています。 天敵がいなかったためか、助走しないと飛び立てないくらい のんびりした鳥なので、夜間に里の道路を歩いていることもあります。

ウチヤマセンニュウ

三宅島には5月から6月頃に渡来します。島内では、伊豆岬や富賀浜周辺でその姿を多く見ることができます。

イイジマムシクイ

伊豆諸島とトカラ列島でのみ繁殖する夏鳥で、体重10gほどの小さな鳥です。毎年、ほぼ同じ森に帰ってきて「チョリチョリチョリ・・・」という鳴き声を響かせます。

カラスバト

全身真っ黒の大きなハトで首のところには緑色の光沢があります。三宅島ではクロバトと呼ばれています。

アカコッコ

アカコッコは、伊豆諸島とトカラ列島でのみ繁殖する日本固有のツグミの仲間で、伊豆諸島では、大島から青ヶ島にかけて生息しています。三宅島のアカコッコは、本種の代表的な生息地であり、「村の鳥」としても指定されているなど、その姿を多く見ることができます。

カンムリウミスズメ

ムクドリとほぼ同じ大きさの白黒の海鳥で、頭に黒い冠羽をもち、日本列島近海にのみ生息しています。三宅島では西南西約10kmの洋上にある大野原島（通称：三本岳）で繁殖し、2月から5月にかけて三宅島近海で過します。

野鳥