関東の動物観察

御蔵島のイルカ

御蔵島の近海には、ミナミハンドウイルカが100頭以上生息していることが確認されており、4月から11月中旬までイルカウォッチングが楽しめます。 ウオッチング船については観光協会にお問い合わせください。

清澄のモリアオガエル

普段は木の上で生活する日本特産のカエル。繁殖期の5月〜7月の初旬になると、木の枝などに泡状の卵塊をつくる。清澄寺境内の池周辺は、県内の代表的な生息地となっている。県指定天然記念物。

ホタル

野火止用水のホタルの里づくり

野火止用水は、承応４(１６５５）年に川越藩主・松平信綱によって造られた用水路です。自然に囲まれた用水沿いの緑道を歩けば、水辺にはカルガモ家族や鯉の群れ、水面に移る新緑は眩しく、葉の落ちた木々の枝の先には小鳥たち。散策するにはぴったりのコースです。 さらに東大和市では、野火止用水の一部を使って“ヘイケボタル”を育てています。 ホタルの幼虫のエサとなる「カワニナ」「モノアラガイ」などを増やし、５月中旬から６月上旬にはホタルが光り舞う姿を見ることができます。ホタルのやさしい光を見に出かけてみませんか？

野鳥

カンムリウミスズメ

ムクドリとほぼ同じ大きさの白黒の海鳥で、頭に黒い冠羽をもち、日本列島近海にのみ生息しています。三宅島では西南西約10kmの洋上にある大野原島（通称：三本岳）で繁殖し、2月から5月にかけて三宅島近海で過します。

アカコッコ

アカコッコは、伊豆諸島とトカラ列島でのみ繁殖する日本固有のツグミの仲間で、伊豆諸島では、大島から青ヶ島にかけて生息しています。三宅島のアカコッコは、本種の代表的な生息地であり、「村の鳥」としても指定されているなど、その姿を多く見ることができます。

カラスバト

全身真っ黒の大きなハトで首のところには緑色の光沢があります。三宅島ではクロバトと呼ばれています。

イイジマムシクイ

伊豆諸島とトカラ列島でのみ繁殖する夏鳥で、体重10gほどの小さな鳥です。毎年、ほぼ同じ森に帰ってきて「チョリチョリチョリ・・・」という鳴き声を響かせます。

ウチヤマセンニュウ

三宅島には5月から6月頃に渡来します。島内では、伊豆岬や富賀浜周辺でその姿を多く見ることができます。

オオミズナギドリ

御蔵島は世界最大のオオミズナギドリの繁殖地です。 昔に比べると数は減りましたが、現在でもおよそ ８０万羽が生息しているといわれています。 天敵がいなかったためか、助走しないと飛び立てないくらい のんびりした鳥なので、夜間に里の道路を歩いていることもあります。

ミクラミヤマクワガタ

国内では御蔵島と伊豆諸島の一部の島だけに生息している固有種です。 大人の指先ほどの大きさしかなく、夏になると道を歩く姿が目撃されます。

鯛の浦のタイ

本来、深海性回遊魚で群れをなさないマダイが、水深10〜20mの場所に群れで定住している。

アカガシラカラスバト

カラスバト３亜種の一つで、世界でも小笠原諸島にのみ生息しており、絶滅危惧種かつ天然記念物に指定されている。ハトの仲間としてはやや大型で、全長が金属光沢を帯びた黒色、頭部は赤紫色、喉はブドウ褐色をしている。

ザトウクジラ

毎年12月から5月にかけて、出産と子育てのため気候の温暖な小笠原諸島を訪れる。小笠原諸島は北太平洋海域の中で，ザトウクジラが冬を過ごすことで有名なハワイやメキシコと並んで重要な海域となっている。様々なアクションを見せてくれるので、陸上からの観察も楽しめる。

ハハジマメグロ

眼の周囲の三角形状の黒い斑紋が特徴で、メジロに似た特別天然記念物。母島であれば集落内でも見ることができる。

オガサワラオオコウモリ

小笠原諸島と火山列島の固有種で、学術的にも貴重であるとして天然記念物に指定されている。体は約23cm、翼を広げると80cmほどに達し、体重は400g位。植食性で果実、花の蜜、葉などを食べる。

オガサワラノスリ

小笠原諸島の固有亜種であり国の天然記念物にも指定されているタカ科の鳥。 小笠原固有で唯一の猛禽類。 体長は雄で約50cm、メスで約55cmで、翼長は約130cmほど。

オカヤドカリ

その名のとおり陸上部で生活する天然記念物のヤドカリ。他のヤドカリよりも足や鋏脚が太く頑丈。

マッコウクジラ

潜水のチャンピオンと言われるマッコウクジラは、沖合10〜30ｋｍの外洋域で見られます。