倉敷・総社・井笠の観光施設

前方後円墳（模型）

総社市三須にある、墳丘長282mの前方後円墳。岡山県第2位、全国第10位の規模で、古墳時代中期（5世紀中頃）に造られたと推定される。墳丘は三段構成となっており、築造当時は平らな面に5,000体以上もの埴輪が並べられ、斜面には石が敷き詰められていた。不整な形態をしており、前方部の前面には丘陵の一部が取り除かれないまま残されている。造山・作山の両古墳は天皇の墓とされていないため、中に立ち入ることができる最大の古墳。

木造金剛力士像

県指定の有形文化財で、阿形像(右）は、像高352.0cm、吽形像（左）は、像高360.0cm、どちらも桧材の寄木造り。保存状態もよく、形、制作技法などから平安時代末期の作と推定される。平安時代の金剛力士像は、この像を含めて全国に６例しかなく、岡山県下に残る平安仏の中で最大の巨像である。

MUNI

AVENUE

下道氏墓域

元禄12（1699）年に東三成の丘陵地から、吉備真備公の祖母を火葬にした銅製骨蔵器が発見され、後に下道氏の墳墓であることが判明。その後、この墳墓及び付近から、納骨器、祭器、和同開珎などが発見された。

経ケ丸グリーンパーク

岡山県井原市の西部に広がる丘陵地は美しい自然環境に恵まれ、スポーツや、家族・職場・地域での憩いと連帯を深めるために作られた経ヶ丸グリーンパーク。広大な敷地内には、3.5ha あるオートキャンプ場　・　室内遊戯施設　・　自由広場300mある藤棚　・　パターゴルフ場　・　アスレチック　・　80mのロング滑り台や夏場には水遊びもして頂けます。オートキャンプ場、バンガロー、わくわくドラゴンハウス、パターゴルフ場の各施設により時間・料金等が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

十一面観音立像

県指定の有形文化財で、像高120.0ｃm、桧材の一木造りで、頭・身体のみならず、両腕と共木で、内ぐりもない本格的な一木造りで、平安時代後期の作風を示している。

関戸の廃寺跡

笠岡で最初に建てられた大きな寺院の跡。この寺は飛鳥時代（7世紀後半）にはじまり、平安時代（11世紀）に焼失したといわれている。奈良前期様式の瓦が出土した。主な出土品は、笠岡市立郷土館に展示されている。

十一面千手観音立像

県指定の有形文化財で、像高88.5ｃm、桧(ひのき)材の寄木造り。顔面、身体部分はつくられた当初のままであるが、漆箔(うるしはく)、合掌手(がっしょうしゅ)、宝鉢手(ほうじゅしゅ)、両脇の手の全部が後補である。しかし、補われた部分もよくできており、比較的全体の調和が保たれている。制作年代は、鎌倉時代後期と推定される。

伝為朝の墓

市指定の有形文化財で、土塀をめぐらせた墓域内に須弥壇状(しゅみだんじょう)の一段高い石垣をもうけ、その上に９基の五輪塔が立てられている。

伝薬師如来坐像

県指定の有形文化財で、像高51.5cm、桧材の一木造りで、内ぐりはなく、膝部ははぎ付けてある。この膝がやや誇大で、胸腹部のくびれや衣のひだなども同じく彫り直されているが、その制作技法や頭部の側面などから平安時代中期の作風を示している。寺伝では薬師如来と伝えられているが、昭和30年の修理で禅定印を結んだ釈迦如来の姿になった。

地蔵菩薩立像

国指定の有形文化財で、像高150.9cm、材質は桜、一木造り。河内国交野郡星田村愛染寺に安置されていたものを明治５年（1872）、当時の住職の大乗法祥和尚が高山寺に移した。

阿弥陀如来坐像

市指定の有形文化財で、像高56.0cm、蓮台からの高さは122.0cm、寺伝では室町時代の作とされている。 膝上で弥陀定印(みだじょういん)を結び、宝髪上に大日不二の宝冠を頂き、阿弥陀如来坐像としては珍しい様式をしている。

不動明王坐像

国指定の有形文化財で、像高82．7cm、材質は桧、寄木造りで、像の中央から縦に割はいで内ぐりし、首部を別に割り離す。嘉吉２年（1442）につくられ、もともと山城国綴喜郡八幡山禅法寺の所蔵であったものを明治５年（1872）、当時の住職大乗法祥和尚が高山寺に移した。

敬業館跡

笠岡代官所管轄地の有志一同の申請と拠出金によって寛政９年（１７９７）創設された郷校。地元備中はもちろん備前、備後、安芸、長門、豊後等の国々からやってきて学ぶ者も相次いだ。明治政府になって公立学校が整備されるにつれて衰微し、明治１６年（１８８３）ついに８６年の歴史を閉じた。