立山町（中新川郡）のアウトドア

地獄谷

立山の中腹、標高2300mの場所ある火山地形帯。青森県・恐山、秋田県・川原毛地獄と並ぶ「日本三大地獄」のひとつ。およそ1万年前に起きた水蒸気爆発によって形成された。噴出する有毒ガスにより、周囲は植物もほとんど生えず岩が剥き出し。まさに地獄のような光景だ。有毒ガスの濃度が上昇したため、2011年から通行禁止となった。みくりが池温泉北側のエンマ台展望台から、蒸気が立ちこめる地獄谷を一望できる。

称名滝

称名滝は４段から成る大滝で、落差日本一（350m）を誇ります。その水量は多い時で毎秒100トンを超えるとも言われており、国指定名勝・天然記念物に指定されているほか、「日本の滝100選」にも選ばれています。雪解け水が流れ込む春や、大雨の後には、称名滝を上回る、落差500ｍの「ハンノキ滝」が現れます。二つの滝がＶ字になって流れ落ちる様は、まさに迫力満点です。

雪の大谷

標高2450ｍの立山室堂平は世界でも有数の豪雪地帯であり、道路の除雪によって約500ｍにわたる雪の壁ができる。アルペンルート開通時の雪の壁は、高さ20ｍに迫る。また、6月中旬頃まで迫力ある雪の壁の中を歩く「立山・雪の大谷ウォーク」を実施している。

みくりが池

1万年前に起きた火山の噴火でできた、周囲631m深さ15ｍの火口湖。雨が降ると伏流水となり地獄谷へ流れ出るため、湖が満水になることはない。標高2405mに位置するため、春先5月以降も雪に覆われ、凍結している。7月に入ると雪が溶け、コバルトブルーに輝く水面が姿を表す。晴れた日には、立山連峰が水面に反射する「逆さ立山」を見られることもある。周辺のハイマツには雷鳥がひそんでいることが多い。

室堂平

標高2,450mの室堂平は、観光・登山の拠点として多くの観光客で賑わいます。春には高さ20ｍに迫る雪の壁、夏には可憐な高山植物、秋には一足早い紅葉を楽しむことができます。散策スポットも豊富で、運が良ければ「雷鳥」に会えるかも。

五色ヶ原キャンプ場

五色ヶ原のほぼ中央に位置し、立山、後立山連邦、遠くは槍・穂高まで望むことができます。高山植物や残雪と地塘に彩られた高原です。

池の平キャンプ場

国立立山青少年自然の家キャンプ場

立山青少年自然の家では多くの人々に訪れていただけるように心がけております。青少年教育施設でも、全国有数の大きさの天体望遠鏡を装備しています。日帰りで雲上３、０００ｍの立山連峰へ行けます。

黒部湖キャンプ場

雷鳥沢キャンプ場

剱岳登山を目指す登山者のベースキャンプ、立山縦走や奥大日岳へ向かう登山者の拠点。また室堂周辺を散策するだけの家族キャンプなどでも利用できる。周辺には山小屋もあり、有料で温泉に入ることもできる。高山植物も生息している。 清掃協力金として、１泊500円、２泊以上1,000円。

剱沢キャンプ場

剱岳に最も近く、剱岳への登山基地となるキャンプサイト。野営場管理所の建物には、診療所と富山県警察上市警察署 剱沢警備派出所（山岳警備隊）がある。また、キャンプ場にはトイレ（バイオトイレ）と水場があり便利。 清掃協力金として、１泊500円、２泊以上1,000円。

真砂沢キャンプ場

立山登拝道コース

室堂から一ノ越を経て雄山までのハイキングコース。雄山山頂からの展望はよく、眼下に黒部湖を見おろせ、また遠くには北アルプスの峰々の素晴らしい眺めを３６０度見ることができる。３０００ｍ級の山だけに、４〜６月、１０〜１１月は、天候が急変して厳冬のような気候になることもあるので注意が必要。足ごしらえはしっかりしておきたい。

立山黒部歩くアルペンルート

長い立山信仰の歴史を刻む旧立山登拝道を修復整備したもの。

みくりが池ハイキングコース

高山植物のお花畑を訪ねながら、みくりが池・みどりが池などを歩くハイキングコース。みくりが池は、室堂の北８００ｍにある火口湖。周囲６３１ｍの卵型の池だが、湖面に立山を映して神秘的なたたずまいを見せる。短い高原の夏を満喫できるコースである。

美女平遊歩道コース

美女平はブナや立山杉が生い茂る原生林。約６０種もの野鳥が生息しており、ここはまさに野鳥の天国である。往復２時間３０分の探鳥コースでは、鳥のさえずりに耳をすましながら森林浴が楽しめる。

山岳ガイド 多賀谷 治

浄土山

立山三山の一峰。雄山の南面にそびえ、北に室堂をみおろす展望は広大をきわめる。一の越から５０分。

山崎カール

立山の頂上付近にみられる椀状谷で氷河地形（国谷）。国指定天然記然物。

ハンノキ滝

落差日本一の称名滝の右側に、雪解け時期や大雨後にしか現れない落差500ｍの滝。またの名を「アウンの滝」ともいう。