飛騨市の趣味・カルチャー

天の夕顔文学碑

小説家、中河与一の文学碑である。凍てつく寒さの山之村の地に二人の燃えるような、ロマンの花を咲かせた“天の夕顔”の舞台となったところに建てられている。昭和４４年９月１５日建立。

落ち鮎

古川観光ヤナで初秋に大量に捕えられる落ち鮎は産卵前なので卵を味わえる。季節の味、香りある鮎をお楽しみください。シーズン以外の問い合わせは、飛騨市役所商工観光課へ）

在郷料理

献立は、朴葉盛込み（くれ板）、膾、千代久（あえ物、おひたしなどのつきだし）汁、漬け物、ご飯などで、春夏秋冬それぞれの季節により素材や内容が変わります。ここでしか食べられない郷土の味をお楽しみください。

飛騨の匠碑

「飛騨匠」の名の起こり、奈良法隆寺の釈迦三尊像を彫ったのが止利仏師といわれ、それを称えた石碑

政井みねの墓

映画「ああ、野麦峠」の主人公として広く全国に紹介された糸ひき工女政井みねさんの墓・生地近くの専勝寺境内にある

河ふぐ料理

河合町稲越。河ふぐとは、なまずのこと。良質の水で育てられた身は雪のように白く淡白な味。歯ざわりの良さはフグにも勝るとも劣らないとグルメの間でも大好評。

ぼっか煮

イワナやアユ、アマゴ、ニジマスなどの清涼な環境で育った川魚を素焼きにして、たまりと山椒、甘味を出すための大豆などを入れて長時間煮上げた昔ながらの保存食。さわのぼっか煮は、うす味で上品です。ぜひお試しください。

川魚加工品

ミョウガ

７月から８月が旬。

高田神社獅子舞

獅子頭を頭にかぶり采を両手に持って、二人一組で舞う独特の獅子舞です。（岐阜県重要無形文化財）

森茂獅子

今から１３００年以前、文武天皇の大宝年間に、隆寛という新羅の僧が高麗の獅子舞を伝え能登獅子、曲獅子といっていたのを鎌倉・戦国時代に江馬の殿様の前で舞い、武田公や前田公の通過の際も神前奉納して、いたく賞賛され軍旅を慰さめた、といわれている。　雌雄獅子の舞い振り、金蔵、ささら、おかか等の姿や舞いに、古典の姿そのままを今日に伝え殖産、増殖祈願の神事芸能に優雅さと滑稽味と、勇壮さを昔のままに伝承しているもので珍しく、飛騨地方の獅子舞の祖形を止めている。

船津盆踊

古くから町民の心に親しまれ代々、すたることなく今日に伝えられている。音頭・踊り等他に例を見ない独特のものであり、古い形を残し、江戸時代中期より存在している大衆芸能である。船津めでた・神岡しよっしよ・神岡音頭等の踊がある。

蒸し寿司

神岡町花園・花の家・神岡町夕陽ヶ丘・星の駅宙ドーム神岡／でんぶ・油揚げ・しいたけ・たけのこ・れんこん・卵焼き重ねて蒸しあげたもので、魚を一切使っていないのが特徴。

笹巻羊羹

熊笹の葉を独特の形に折って、大洞湧水で練った熱い羊羹を流し込み、そのまま冷やして固めたもの。葉脈が写り笹の香りいっぱいの甘味をおさえた一口サイズ。

とんちゃん

飛騨神岡の郷土料理、タレで味付けした中内臓肉を野菜と一緒に焼いて食べるスタミナ料理「とんちゃん」の小売専門店です。創業40年来地元の食材にこだわり、飛騨神岡の味噌と醤油をベースにした特製タレで岐阜県産黒和牛の内臓を味付けしています。

ぼんぼり夢街道

２日間、飛騨古川の古い町並みが約１０００個の手作りぼんぼりで彩られ、幻想的な空間を作り出します。普段と違った飛騨古川をお楽しみください。

棚田と板倉の風景　宮川町種蔵

石積造りの棚田が広がり板倉が点在する里山の風景が魅力の飛騨市宮川町の種蔵地区。お年寄りが昔ながらの農法で農作業をするこの地区には、1軒だけ「板倉の 宿 種蔵」という宿泊施設があります。建物には移築した古民家を利用しており、種蔵地区の素朴で美しい景観と見事に調和しています。宿泊して、夜は囲炉裏を囲 んで地元の人々と杯を傾けながら夜が更けるまで語らうもよし、「地産地消」はもちろん「旬産旬消」の田舎料理を昼食にいただくもよし。棚田と板倉の風景と ともに、里山の暮らしと人々の温かさに触れられる??。そんな穏やかな時間を過ごすことができます。

起し太鼓の里と白壁土蔵の町散策

「起し太鼓の里（飛騨古川まつり会館）」は、年中天下の奇祭「飛騨古川祭」の興奮と感動をそのまま味わえる祭ミュージアムとなっています。問合せ先：0577-73-3511（飛騨古川まつり会館）。また、造酒屋の白壁土蔵の町並みは鯉の泳ぐ瀬戸川に映えて美しいです。問合せ先：0577-73-0153（古河振興事務所産業振興課）

共同水屋（岐阜県名水５０選に認定）

神岡町は水の豊かな町です。大洞山、二十五山を始め、水を供給する豊かな山のおかげです。行政管理の上水道ができるまでは、住民はそれぞれ水道組合をつくり、山水、湧き水から水を引き、各家に配水利用していました。そのため、今日でも山水と市の上水道の２つの蛇口がある家があります。共同水屋は、組合員が共同で利用するために設けられたものです。今でも野菜を洗ったり冷やしたりと利用されています。住民が顔を合わせる「よりどころ」として大切に受け継がれ、住民共同で維持管理をしています。町内には歴史、趣のある水屋が点在します。水屋を探しての街歩きも魅力です。

明日の宝もの　「棚田と板倉の風景」と山里文化

飛騨市宮川町種蔵の「棚田と板倉の風景」と山里文化が、岐阜県の岐阜の宝もの認定プロジェクトによる『明日の宝もの』に新たに認定されました。棚田と石積み、周囲に点在する板倉を含めた景観は、まさに香りが感じられる日本の原風景であり、訪れた人にやすらぎを与える観光資源であり、地域住民を中心とした田植えや稲刈り、集落の保全活動、体験イベントの実施など、飛騨の山里文化が伝承されていることなどが認定理由として挙げられました。種蔵地区は、平成１３年環境省「全国かおり風景１００選」、平成２１年岐阜県の「ぎふの棚田２１選」にも選定されている、日本の原風景が残る美しい景観の地区です。飛騨市では、平成２３年度に認定された、岐阜の宝もの「天生県立自然公園と三湿原回廊」に次ぐ　宝もの　の認定となりました。種蔵地区の美しい景観や山里文化は、「種蔵を守り育む会」の皆さんによる保全活動により、次世代に守り伝えられております。板倉の宿に泊まる特集記事は　こちら