亀山市の趣味・カルチャー

関宿

関宿は、古代から交通の要衝で、日本三関の一つ「鈴鹿関」が置かれ、江戸時代には東海道五十三次４７番目の宿場町として、参勤交代や伊勢参りの人々で大変賑わいました。そして現在、旧東海道の宿場町のほとんどが旧態をとどめない中にあって、江戸時代から明治時代に建てられた古い町家が２００軒あまり残っており、往時の姿を色濃く残していることから昭和５９年に東海道の宿場町としては唯一国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

石井兄弟敵討碑

1701年5月9日に、石井源蔵・半蔵兄弟が28年目に父と兄の敵、赤堀水之助を討ち取った場所。これを記念して昭和7年に亀山保勝会によって建立。なお、討たれた赤堀水之助の墓（市史跡）は野村照光寺にあります。

坂本棚田

平成11年7月に日本の棚田百選で選ばれた亀山市安坂山町坂本の棚田。23ha、440枚。棚田の基礎に、石積みが使用されていることが特徴。

岩屋観音

元禄時代に旅人の道中安全を願って岩の断崖をくりぬき、阿弥陀如来、十一面観音、延命地蔵の石像三体を安置したもの。

羯鼓踊（安坂山町）

大永2年(1522)当地方に、大旱ばつがあり近郷から野登山に登って、鶏足山野登寺で雨乞いをしたことが池山の羯鼓踊の始まりと伝えられる。後世に盆・地蔵盆には雨乞い踊りを、秋祭りには豊作踊りをして社寺に奉納し伝承されて現在に至った。5人1組で踊る。唄妻(うたいづま)20人。小学生が笛を吹く。四方に大高張提灯を掲げ、大太鼓・横笛・ほら貝の調子に合せて羯鼓を打つ。唄妻によって調子に強弱があり、だんだん庭いっぱいに激しく踊り回る。

心形刀流武芸形

「伊庭是水軒（いばぜすいけん）が創始した流派で江戸四大道場の一つ。奥義を学んだ山崎雪柳軒（せつりゅうけん）が亀山に道場を設立し、亀山藩の流儀となった。現在では心形刀流保存赤心会によって、亀山だけに継承されている。

羯鼓踊り（阿野田町）

約700年前の雨乞い踊りを起源として、豊作祈願・神恩感謝の踊りが様式化されて、農民により伝承されたもの。市指定無形民俗文化財。しだれ桜（色紙で作成）と大行燈の頂上に御幣を奉じ、その下に太鼓を据える。羯鼓を胸にかかえ、唄妻・ほら貝・横笛に調子を合わせて情緒豊かに優雅に舞う。

羯鼓踊り（川合町）

川合町の羯鼓踊りは、雨乞い、豊作を祝って踊ったといわれる。時には雨乞いをし、また、天災事変、飢餓、悪疫等の厄除け祈願として踊ったとも伝えられている。中央の大行燈（しだれやなぎ）を囲んで若衆が羯鼓を抱え両手のバチで羯鼓を打ちながら、唄妻や大太鼓・ほら貝・横笛などに調子を合せて勇壮に踊る。

地ビール「乾杯のうた」

県内地ビール第2号で，亀山ＩＣをおりてすぐのあんぜん文化村で製造されいる。ビールの種類は，すっきりした味わいのケルシュタイプと赤銅色でほどよい甘みと苦みが特徴のアルトタイプの二種類があり、アルトタイプは夏季のみの販売となる。

亀の尾

城下町として栄えた亀山で約130年の歴史を持つ亀甲型の餅菓子です。北海道産の小豆を求肥で一口大にくるんだ上品な甘さの餅菓子で添加物は一切含みません。

関の小万碑

関の戸

餡を求肥で包み，和三盆をまぶした餅菓子。舌ざわりの良さときめ細かな味で茶菓子として好適。

志ら玉

飽きのこないおいしさで人気の関宿名物。江戸時代より街道の旅人に親しまれてきた関宿名物の志ら玉です。北海道産小豆で作ったこし餡を上新粉の生地で包んだ素朴な生菓子です。

梅ジャム

無消毒の地元の梅を使用し，梅の果肉を砂糖で煮つめた無添加製品。