東映太秦映画村で、リアル&バーチャルな時代劇の世界に浸る!

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遊園地・テーマパーク
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 「東映太秦映画村」は、東映株式会社が所有する映画やテレビなどの時代劇撮影が行われているオープンセットです。映画のテーマパークとしても開村しており、実際の撮影現場の雰囲気をリアルに満喫できます。
歩くだけでワクワクしてくる江戸の町並みが忠実に再現されたオープンセットや役者が演じるショー、映画村ならではのアトラクション、東映アニメーションの展示など見どころがいっぱい!東映太秦映画村を余すことなく楽しめるよう、ショーやアトラクション別に映画村らしい魅力をご紹介します。

東映太秦映画村とは?

京都の太秦は、無声映画時代から映画の町とされ、当時は8つもの撮影所が存在していました。そのひとつ阪東妻三郎の撮影所を前身として今も残るのが東映京都撮影所です。このオープンセットを中心とした、日本初の映画テーマパークとして開村したのが東映太秦映画村。ここでは実際の時代劇撮影が行われているのはもちろん、タイミングが良ければ撮影の見学ができることもあります。「ちゃんばら辻指南」などのイベントや、「忍者修行道場 刀でGO!!」といったアトラクションも多数あり、時代劇の世界にどっぷり浸って丸一日楽しめる注目のスポットです。

オープンセットで江戸時代にタイムスリップ!

53,000㎡にも及ぶオープンセットは、主に江戸時代の町並みを再現しており、日本橋や廻船問屋・舟宿が建つ港町風景、遊郭のある吉原通りでは、映画やテレビで見た光景が目の前に広がっています。

「暴れん坊将軍」や「銭形平次」「水戸黄門」などの時代劇では、実際にこのセットが使われていました。近年では、BS時代劇「大岡越前」やNHK連続小説「おちょやん」も撮影されました。運がよければ撮影シーンにばったり遭遇することも。


映画やドラマでは、遊女たちが客を誘う吉原通り。実存した遊郭の吉原を再現したセットで、鮮やかな壁の色も吉原をそのまま再現しています。さくらまつりが開催されている時は、花魁道中が行われるので必見です。※さくら祭りは新型コロナ感染拡大防止のため、2020年3月より休止中。


廻船問屋がある港町風景。廻船問屋とは、江戸時代に荷主と船主の間に入って、積み荷の管理をしていた業者のことです。ここで斬り合いが行われ、斬られた役者が水に飛び込むシーンが時代劇ではよく見られます。

人気の映画撮影場所はどこ?実際のセットを見学

かつてテレビでの時代劇が頻繁に放送されていた頃は、人気番組の撮影が毎週のように行われていました。幕末を描いたドラマでは、新選組の屯所が映されていますし、「水戸黄門」などでは宿場町や、町人が暮らす長屋などもよく登場します。かの名作テレビドラマでもある「銭形平次」でも東映太秦映画村がセットとして使われていました。

今もなお東映太秦映画村は東映の京都撮影所を兼ねているので、映画やテレビの撮影を行ってます。もし撮影を見かけてもスマホやカメラでの撮影・録音は禁止なのでご注意を。スタッフの指示に従いながら静かに見学しましょう。

「銭形平次」で平次の家として使われたセット。平次を演じる俳優がこの家から出て来るシーンが映像に残っているかと思うと、感動もひとしお。単に見るだけではなく、想像を巡らしながらオープンセットを見学したいものです。


映画「大奥」の撮影で使われた中村座。中村座は実存した歌舞伎座で、かつては幕府によって営業を許された歌舞伎座、江戸三座のひとでした。1893(明治26)年に火事によって焼失し廃座となってしまいましたが、映画村で見事に再現されています。

変身体験で江戸の町並み散策を楽しもう

江戸の町を存分に楽しむなら、役者になりきるのが一番ではないでしょうか。パディオス内にある「時代劇扮装の館」やアトラクション広場にある「忍者衣装貸出処」ではさまざまな衣装がレンタル可能。時代劇扮装の館ではメイク、結髪から着付けまでを東映のベテラン技術者が手伝ってくれ、本格的な時代劇扮装の体験が可能になります。  

●着物レンタル

一番気軽に体験できるコースです。好きな着物を選べばあとはプロにお任せ!ただ着物に着替えるだけでも気分が上がります。

●時代衣装体験

男性ならお殿様・忍者・柳生十兵衛・坂本龍馬・新選組など14種。女性はお姫様・町娘・芸者・八百屋お七・花魁などの10種です。事例写真を見て、なりきりたい役を選んでスタッフに告げるだけでOK。衣装だけを着るのか、それともかつらやメイクもバッチリ決めるのか、自分でプランを選べるのも嬉しいポイントです。

●キャラクターなりきり写真

東映の特撮・アニメのキャラクターになりきれる子どもに人気の体験。着替えた後はプロのカメラマンによる記念撮影をしてもらえます。旅行の記念にいかがでしょう?

●扮装写真館

村内の散策はせず、時代劇衣装を着て記念撮影ができます。背景は扮装に合わせて合成。所要時間も少ないので、気軽に試せるコースです。

●忍者衣装貸出処

子ども向けの忍者衣装がアトラクション広場にある忍者衣装貸出処でレンタルできます。衣装を着たままでアクティビティや散策ができるので、「忍者修行道場 刀でGo‼︎」や「からくり忍者屋敷」にもぴったりです。

●武将体験

映画やテレビの時代劇で撮影用に使われる鎧を身にまとい記念撮影ができるコース。鎧を着たまま村内の散策もできます。完全予約制のため、事前に予約をしておきましょう。

せっかくなので時代劇衣装体験をしてみました!

今回、せっかくなので水戸黄門に変身して取材をすることに!水戸黄門の衣装に着替えた後は、まるで役者のように鏡の前に座ってかつらをつけてもらいます。

かつらをかぶったら、櫛で丁寧に整えます。そして仕上げはメイクを。今回はすべてのオプションをつけたので50分ほどかかりましたが、着物のみの簡易版なら10~15分、着物とかつらなら20~25分ほどですみます。

あっという間に品のよさそうなご隠居様に変身していました。「意外と似合っていますよ」と言うスタッフさんの言葉を真に受けて江戸の町へ。1時間以内なら衣装を着たまま自由に映画村内を散策できます。

さっそく黄門様気分で宿場町を闊歩します。自分のカメラやスマホでの撮影は自由。プロのカメラマンに撮ってもらうサービスもあって、2Lサイズ写真(4,000円)がもらえます。スタッフさんが「初めは誰もが恥ずかしがるが、江戸の町へ出たら気分が変わりますよ」と言ったのも納得。なぜだが、宿場町で高笑い気味に歩いてしまいました。

「扮装写真館」では、もう少し気軽に変身体験ができます。ここでは着付けから撮影までたった5分という短さ。服を脱がずとも時代劇の扮装ができるとあって好評です。扮装した姿はプロカメラマンが撮ってくれ、出来上がり写真は持ち帰れます。撮影はスタジオで行いますが、背景は合成してもらえるので写真に臨場感も得られます。

子ども連れも安心な設備を完備

アトラクションやショー、仮面ライダーなどヒーローもののキャラクターがあるために子ども連れに人気です。映画村内はベビーカーで回ることも可能。入り口付近パディオス内のインフォメーションの横には授乳室とベビールームがあって、おむつ交換台、給湯も完備しています。お弁当の持ち込みもOKなのでピクニック気分で映画村を散策してもいいのではないでしょうか。至るところにベンチがあるので、それを利用してお弁当を食べてみては。中央広場の角櫓が休憩室になっているので、お弁当を食べる際にそこを使用するのがおすすめです。

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